出願番号 |
特願2009-539946 |
出願日 |
2008/10/31 |
出願人 |
国立大学法人九州大学 |
公開番号 |
WO2009/060582 |
公開日 |
2009/5/14 |
登録番号 |
特許第5322110号 |
特許権者 |
国立大学法人九州大学 |
発明の名称 |
燃料電池用カソード電極材料の製造方法及び燃料電池用カソード電極材料並びに該カソード電極材料を用いた燃料電池 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
材料・素材の製造、機械・部品の製造 |
適用製品 |
燃料電池用電極材料並びに燃料電池電極材料を用いた燃料電池 |
目的 |
優れた電気化学的触媒活性を有し、かつ、高い耐久性を有する非炭素系の導電性酸化物担体を使用した燃料電池電極用電極材料の製造方法を提供する。 |
効果 |
この製造方法では、カソードとして使用しても従来の炭素材料のように酸化分解することがなく優れた耐久性を有すると共に、電気化学的触媒活性が高く、発電性能に優れた燃料電池を実現できる非炭素系担体を使用した燃料電池用電極材料を得ることができる。 |
技術概要
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燃料電池用電極材料の製造方法は、酸化スズを主体とする担体を、貴金属コロイドを含む溶液に分散し、貴金属コロイドを還元して担体に貴金属微粒子として担持し、貴金属微粒子が担持した担体から液体を分離し、乾燥し、乾燥後の貴金属微粒子を担持した担体を還元性気体の存在下、80℃以上250℃以下で熱処理する。図1は、Sn−H↓2O系のpH−電位図(Pourbaix図)である。図2はこの燃料電池用電極材料を使用したMEAの断面構造を模式的に示し、図3は、MEAを使用した燃料電池の代表的な構成を示す模式図である。図2に示すようにMEA1は、アノード3とカソード4とが固体高分子電解質膜2に対面して配置された構造である。アノード3はアノード電極層3aとガス拡散層3bで構成され、カソード4はカソード電極層4aとガス拡散層4bで構成される。図3に示すように、(固体高分子形)燃料電池5においてアノードには水素が供給され、生成したプロトンは固体高分子電解質膜2を介してカソードに供給され、また、生成した電子は外部回路6を介してカソードへ供給され、酸素と反応して水を生成する。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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