出願番号 |
特願2009-533202 |
出願日 |
2008/9/19 |
出願人 |
国立大学法人九州大学 |
公開番号 |
WO2009/038180 |
公開日 |
2009/3/26 |
発明の名称 |
医療用組織結合性材料 |
技術分野 |
生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
医療用組織結合性材料 |
目的 |
優れた組織親和性を示す、優れた組織結合性を示す、という所要性質を満足する医療用組織結合性材料を提供する。 |
効果 |
唯一狭義の骨結合性を示すチタン以外の材料にも表面にカルシウムを結合させることが可能であり、優れた組織親和性および組織結合性、とりわけ骨結合性を付与することが可能である。 |
技術概要
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カルシウムが母材表面に結合している、医療用組織結合性材料およびその製造方法である。ここで、「結合」とは、カルシウム元素あるいはカルシウムを含む化合物が母材表面に固着している状態であり、化学結合なども例示される。例えば、アルミナ表面に存在する水酸基とカルシウムイオンとの反応によってアルミナ表面に結合されたカルシウムが化学結合の例として例示される。金属材料であるCo−Cr合金、Ni−Cr合金、ステンレススチールはその優れた機械的性質をいかして主に荷重部における生体材料として臨床応用されており、この母材として好ましい。セラミックス材料であるアルミナ、ジルコニアはその優れた組織親和性と耐摩耗性のために摺動部の代替材料として臨床応用され、この母材として好ましい。図1は製造された医療用組織結合材表面およびアルミナ基板のXPSパターン、図2は製造された医療用組織結合材を14日間擬似体液に浸漬した場合に表面に析出する析出物の赤外分光スペクトル、である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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