出願番号 |
特願2003-393274 |
出願日 |
2003/11/25 |
出願人 |
岩本 幸英、中山 功一 |
公開番号 |
特開2004-357694 |
公開日 |
2004/12/24 |
登録番号 |
特許第4122280号 |
特許権者 |
国立大学法人九州大学 |
発明の名称 |
組織プラグの製造方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
安全・福祉対策、材料・素材の製造 |
適用製品 |
組織プラグ |
目的 |
担体を用いることなく、細胞だけで任意の形状の組織を作製することが可能な組織プラグの製造方法を提供する。 |
効果 |
組織プラグの製造方法を提供できる。この方法は、組織の立体的な形状を、特殊な薬剤や担体を用いることなく作製することができ、また、再生組織の熟成のために他種の動物等を必要としない。従って、この方法は再生医療に有用である。 |
技術概要
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チャンバー内に含まれる培養液を、細胞塊の一部が気相に若干ふれる程度の量に調節する。そして、そのチャンバーの外側(周囲)を過剰量の培養液で満たし、さらに、チャンバーの微細孔から拡散により外の培養液がチャンバー内に出入りできるように微細孔を設ける。微細孔は、チャンバーの任意の位置に設けるが、底であることが好ましい。チャンバーの外側には、チャンバー内の培養液よりも過剰量の培養液が存在する。多量の培養液を入れた培養容器の中に、チャンバーが含まれた形態となっている(図C)。例えば、チャンバーの外側の培養液の量は、チャンバーの内側の培養液の量に比して、好ましくは10倍以上である。なお、チャンバー外の培養液を蓄える培養容器中に酸素供給器を設置できる(図C)。チャンバー内の培養液及びチャンバー外の培養液が自由に微細孔を通過できるため(図Cの矢印)、チャンバー外の新鮮な培養液を常にチャンバー内の細胞に供給でき、チャンバー内の細胞塊は分化・成熟・細胞塊同士の融合、成熟を満足に行うことができる。関節欠損の治療を目的とする場合、培養して得た軟骨プラグを欠損部に移植すると、その欠損部の周囲から欠損部の組織に分化するための誘導作用が生じる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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