出願番号 |
特願2011-175331 |
出願日 |
2011/8/10 |
出願人 |
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
公開番号 |
特開2011-234738 |
公開日 |
2011/11/24 |
登録番号 |
特許第5224559号 |
特許権者 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
発明の名称 |
SalmonellaInfantisを検出するためのオリゴヌクレオチドとそれらを用いた血清型迅速同定法 |
技術分野 |
食品・バイオ、情報・通信、生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造、検査・検出、安全・福祉対策 |
適用製品 |
農林水産消費安全技術センターや各県の食肉衛生検査所でのサルモネラを分離、同定、O群血清型の決定 |
目的 |
サルモネラを検出するためのオリゴヌクレオチドとそれらを用いた血清型迅速同定法を提供する。 |
効果 |
従来、サルモネラの血清型特定には2週間程度の時間を要していたため、血清型が特定される前に検査対象である飼料や食肉が消費されてしまう危険性があった。この発明を利用することにより、サルモネラの血清型特定に要する時間を1週間以上短縮することが可能であるため、このような危険性を回避することが可能となる。 |
技術概要 |
in silicoでの比較ゲノム解析により血清型Salmonella Typhimurium(ST)、Salmonella Hadar(SH)、Salmonella Infantis(SI)の3血清型に特異性の高い遺伝子を、それぞれ3つ選び出した。これらの遺伝子とサルモネラ属特異的であることが公知であるinvAの4遺伝子を同時に検出するマルチプレックスPCRの系を確立した。上記3血清型同定法としてのマルチプレックスPCR法の特異性を、野外分離株を用いて検証したところ、当該血清型であれば3つの血清型特異的遺伝子全てが増幅されるが、他の血清型で3遺伝子陽性となる例は一部の例外を除いて認められなかった。つまり本発明の方法は十分な特異性を有していることが示された。サルモネラが分離された時点でこのマルチプレックスPCR法を用いることにより、これら3血清型を分離培養開始から1週間で同定することが可能となった。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
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