出願番号 |
特願2009-204712 |
出願日 |
2009/9/4 |
出願人 |
公益財団法人鉄道総合技術研究所 |
公開番号 |
特開2011-051558 |
公開日 |
2011/3/17 |
発明の名称 |
超電導直流き電システム、および直流き電方法 |
技術分野 |
電気・電子、輸送、情報・通信 |
機能 |
制御・ソフトウェア、機械・部品の製造、その他 |
適用製品 |
超電導直流き電システム |
目的 |
この発明は、各自励式整流器の出力電圧を制御して定電圧出力を行いつつ直流変電所間の横流を抑制でき、負荷急変の条件下においても正常動作が可能であり、また直流変電所間での通信が不能な場合にも、安全に自励式整流器の並列運転動作を継続できる超電導直流き電システムを提供する。 |
効果 |
この発明の装置を用いることにより、複数の自励式整流器を並列運転して、超電導線のき電線に直流電圧を給電する場合に、各自励式整流器の出力電圧を制御することにより定電圧出力を達成しつつ直流変電所間に横流が流れることを抑制することができると共に、負荷急変など厳しい条件下においても正常動作が可能となる。 |
技術概要
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従来の鉄道用き電線は、アルミや銅線を使用し、直流変電所から沿線に設置され、ある間隔ごとに銅線を用いたトロリ線とつながれるように構成されている。しかし、き電線を超電導とした場合、き電回路の抵抗は非常に小さいため、電力会社側の電圧変動によって変電所間のバランスがくずれ、大きな横流が流れてしまう。このため、地理的に離れた変電所間において、負荷分担をバランスさせる必要があり、負荷急変など厳しい条件下においても正常動作が可能な堅牢なアルゴリズムが要求されていた。この発明の超電導直流き電システムは、自励式整流器の電圧制御指令値Vrに応じて出力電圧を制御する基本となる電圧制御ループ(コンバータ部21内の電圧制御ループ)に加えて、負荷電流Iに応じた出力電圧特性(VI特性)を示すように制御する第1の制御ループ(高速制御)30と、自励式整流器の平均出力電圧を目標値に定電圧制御する第2の制御ループ(中速制御)31と、他の直流変電所の自励式整流器の負荷分担率に応じて、1の自励式整流器におけるVI特性を変化させ、負荷分担率を変化させる第3の制御ループ(低速制御)50と、を備える。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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