出願番号 |
特願2009-197516 |
出願日 |
2009/8/28 |
出願人 |
公益財団法人鉄道総合技術研究所 |
公開番号 |
特開2011-050196 |
公開日 |
2011/3/10 |
登録番号 |
特許第5385728号 |
特許権者 |
公益財団法人鉄道総合技術研究所 |
発明の名称 |
制御方法及び制御装置 |
技術分野 |
情報・通信、電気・電子、輸送 |
機能 |
制御・ソフトウェア、機械・部品の製造、その他 |
適用製品 |
電車や電気自動車等の電気車 |
目的 |
この発明は、走行用電源の動作状態に応じた適切な電動機制御を簡素な構成で実現した制御方法及び制御装置を提供する。 |
効果 |
この発明によれば、直流電源ラインの電源電圧によって、電動機に対するトルク電流指令値及び励磁電流指令値が調整される。すなわち、電源装置のそれぞれが単独動作したときの出力電圧範囲及び最大出力電力が異なるように設計されているため、電源電圧から電源装置の動作状態を推定でき、この動作していると推定される電源装置の最大出力電力に合わせて電動機が制御される。これにより、走行用電源である電源装置と蓄電装置の過負荷運転の防止を、新たな構成部品を必要としない或いは必要最小限に抑えた簡素な構成で実現することができる。 |
技術概要
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現在、電車や電気自動車等の電気車では、電動機を駆動するための走行用電源として、燃料電池やディーゼルエンジンなどの電源装置に加えて、バッテリや二次電池、キャパシタなどの蓄電装置を搭載した車両の開発が進んでいる。これらの電源装置と蓄電装置のそれぞれの供給可能な最大電力が異なる場合、運転状態によって、電動機に供給可能な最大電力が異なるために過負荷運転を引き起こすことがあり、従来から電源の運転状態を把握するため、走行用電源それぞれの運転状態を監視するための手段が考えられている。しかし、この構成では多数の構成部品を追加する必要があるなどの問題点を有していた。この発明の装置は、電気車1では、直流電源ライン40の電源電圧によって、電動機10に対するトルク電流指令値Iq↑*及び励磁電流指令値Id↑*が調整される。すなわち、電源装置(燃料電池50、蓄電装置60、及び、架線からの給電)のそれぞれが単独動作したときの出力電圧範囲及び最大出力電力が異なるように設計されているため、新たな構成部品を要せずに電源電圧から電源装置の動作状態を推定でき、この動作していると推定される電源装置の最大出力電力に合わせて電動機10が制御される。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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