出願番号 |
特願2009-082126 |
出願日 |
2009/3/30 |
出願人 |
公益財団法人鉄道総合技術研究所 |
公開番号 |
特開2010-239683 |
公開日 |
2010/10/21 |
登録番号 |
特許第5260382号 |
特許権者 |
公益財団法人鉄道総合技術研究所 |
発明の名称 |
渦電流ブレーキの制御装置 |
技術分野 |
輸送、電気・電子、情報・通信 |
機能 |
制御・ソフトウェア、検査・検出、機械・部品の製造 |
適用製品 |
鉄道車両に装備される渦電流ブレーキの制御装置 |
目的 |
この発明は、初期励磁に小容量の補助回路電源を用い、その後の励磁に必要な電力を発電制動時の運動エネルギから得る発電電力制御と、ブレーキの制動力制御が可能な渦電流ブレーキの制御装置を提供する。 |
効果 |
この発明によれば、初期励磁に小容量の補助回路電源を用い、励磁に必要な電力を発電制動時の運動エネルギから得る発電電力制御と、ブレーキの制動力制御が可能な渦電流ブレーキの制御装置を提供することが可能になる。 |
技術概要
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鉄道車両では、レールを2次導体として用いる渦電流ブレーキが開発されている。渦電流ブレーキでは、所定の制動力を得るために比較的大きな励磁電力が必要であり、そのために、電源として、主回路を使用したり、大規模バッテリの利用が検討されたりしていた。しかし、渦電流ブレーキの電源を主回路に依存すると、電系や主回路系が故障した場合に、使用できなくなり、ブレーキシステムとしての信頼性を損なうという問題があった。この発明の渦電流ブレーキの制御装置は、鉄道車両のレールに対向する位置に設けられた2基のリニア誘導モータの電機子を交流励磁してブレーキ力を発生させる渦電流ブレーキの制御装置を、初期励磁手段では、補助電源回路の低圧電源で初期励磁し、電力制御手段は、渦電流ブレーキの発電電力が交流励磁の周波数と一次電流大きさに対して一義的に決まる特性を利用して渦電流ブレーキの動作に必要な発電電力を過不足なく得るための制御を行い、制動力制御手段は、ブレーキ力が周波数によらずほぼ一定で、一次電流大きさに対して一義的に決まる特性を利用し、必要なブレーキ力を得られるよう出力電圧を制御するものである。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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