出願番号 |
特願2009-055187 |
出願日 |
2009/3/9 |
出願人 |
公益財団法人鉄道総合技術研究所 |
公開番号 |
特開2010-210334 |
公開日 |
2010/9/24 |
発明の名称 |
橋脚洗掘判定方法及び橋脚基礎の健全性評価システム |
技術分野 |
土木・建築、輸送 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
橋脚基礎の健全性評価システム |
目的 |
橋脚基礎の健全性評価時間の短縮化を図ることができ、河川の増水時において、列車を安全に運行させることが可能な橋脚洗掘判定方法及び健全性評価システムを提供する。 |
効果 |
微動データを、予め求めておいた橋脚の固有振動数に対する差分から計算される変動係数が小さくなる範囲をその測定範囲として検出し、予め求めておいた橋脚の固有振動数に対する差分から計算される変動係数が小さくなる測定時間長に基づき検出するようにしたので、該微動データの処理量を少なくすることができ、橋脚基礎の健全性評価時間の短縮化を図り、河川の増水時において、列車をより安全に運行させることが可能となる。 |
技術概要
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増水時における橋脚B2の振動数を示す微動データに基づき、橋脚B2の卓越振動数を演算し、この卓越振動数から得た固有振動数を、予め測定しておいたこの橋脚の固有振動数と比較することで橋脚基礎の健全性を評価する橋脚洗掘判定方法である。微動データは、予め求めておいた橋脚の固有振動数に対する差分から計算される変動係数が小さくなる範囲をその測定範囲として検出する。図1、図2に示す橋梁Bは、健全性評価システム1によって健全性が評価される評価対象物であり、車両Vが走行する軌道Wの下部に空間を確保して、列車の荷重を支持する固定構造物である。図3に示す健全性評価システム1は、橋脚B2の健全性を評価するシステムである。健全性評価システム1は、図1に示す健全性評価装置2A〜2Cと、図3に示す表示装置3などを備えている。健全性評価システム1は、図1に示す3組の健全性評価装置2A〜2Cによって橋脚B2の振動を検出してこの橋脚B2の卓越振動数を演算し、橋脚B2の固有振動数を特定して橋脚B2の健全性を評価するとともに、図3に示す表示装置3によってこの評価結果を表示する。図4は抽出範囲の違いによる固有振動数の変動係数を示すグラフである。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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