開削による地下構造物構築時の地下水集水工法

開放特許情報番号
L2011005964
開放特許情報登録日
2011/12/2
最新更新日
2011/12/2

基本情報

出願番号 特願2009-048686
出願日 2009/3/3
出願人 公益財団法人鉄道総合技術研究所
公開番号 特開2010-203116
公開日 2010/9/16
発明の名称 開削による地下構造物構築時の地下水集水工法
技術分野 土木・建築
機能 その他
適用製品 開削による地下構造物構築時の地下水集水工法
目的 土留壁の一部をより簡便な方法で開口し、通水することにより、工費を低減し、工期を短縮して地下水流動保全を行うことができる開削による地下構造物構築時の地下水集水工法を提供する。
効果 この開削による地下構造物構築時の地下水集水工法によれば、集水装置等を設置することなく遮水から通水への切換が容易に実施できる。そのため、地下水流動保全にかかる工期を短縮し、工費を低減できる。
技術概要
地下構造物構築時に構築される土留壁4の一部に予め通水孔5を形成しておき、この通水孔5を形成した範囲に溶融性シート6を配置し、この溶融性シート6と土留壁4の間に電熱線7を通しておき、土留壁4を構築し、掘削完了後、電熱線7に通電することで溶融性シート6を熱で溶かして通水孔5を開口し、地盤2と土留壁4の間の遮水を解除する開削による地下構造物構築時の地下水集水工法である。溶融性シート6は、例えば、ポリスチレン等の、熱変形温度が比較的低く燃焼性のある高分子を用いるシートである。図2に示すように、土留壁4に予め通水孔5を形成しておく。通水孔5を形成した範囲の土留壁4に溶融性シート6を取り付ける。この時、溶融性シート6と土留壁4の間には電熱線7を通しておく。なお、溶融性シート6は、土留壁構築時に破損しないように所定の強度を持たせる。土留壁4を構築し、掘削完了後、所定の時期に電熱線7に通電して溶融性シート6を熱で溶かし、地盤2と土留壁4の間の遮水を解除する。通水孔より集めた地下水は、図3に示すように、通水管8を通して涵養側に復水したりすることで処理する。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 通水孔は、土留壁の設置前に削孔するので、従来のように、土留壁構築後に複雑な方法を用いることなく、容易に通水部を設けることができる。
改善効果2 土留壁に形成する通水孔の大きさやその配置を変えることにより、通水能力を変化させることもできる。例えば、集水側の帯水層からの地下水が多い場合には、通水孔を大きくし、その数を増やすことにより、地下水の通水を円滑にすることができる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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