出願番号 |
特願2009-278555 |
出願日 |
2009/12/8 |
出願人 |
独立行政法人酒類総合研究所 |
公開番号 |
特開2011-120486 |
公開日 |
2011/6/23 |
登録番号 |
特許第5585952号 |
特許権者 |
独立行政法人酒類総合研究所 |
発明の名称 |
エタノールの製造方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
食品・飲料の製造 |
適用製品 |
飲料・その他 |
目的 |
酵母を用いたエタノール生産において、エタノール生産速度を上げることは、エタノール発酵の生産性を高めるために極めて重要であるが、酵母のストレス応答転写因子に変異を導入することにより改変し、高発酵性を獲得した例は知られていない。本発明の目的は、ストレス応答転写因子の遺伝子を破壊した酵母を用いて、生産性高くエタノールを製造する方法を提供することにある。 |
効果 |
本発明により、酵母のエタノール発酵において、速いエタノール生産速度でエタノールを生産することができる。 |
技術概要 |
酵母のストレス応答において中心的な役割を果たす転写因子をコードするMSN2及びMSN4遺伝子のうち少なくとも1種を破壊した酵母を作成し、20日間の清酒小仕込試験を行った結果、遺伝子破壊株において発酵速度の上昇が見られ、発酵終了時のエタノール濃度も向上した。また、MSN2遺伝子破壊株は、バイオエタノール生産に用いられる廃糖蜜培地においても、親株に比べて発酵速度が大きく、エタノール生産性に優れることが分かった。以上の結果から、本発明に示したエタノールの製造方法は、清酒、ビール、ワイン、焼酎等の酒類や、バイオエタノール等を含むエタノール製造に好適に用いられることが示された。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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