出願番号 |
特願2005-219379 |
出願日 |
2005/7/28 |
出願人 |
国立大学法人 和歌山大学 |
公開番号 |
特開2007-033333 |
公開日 |
2007/2/8 |
登録番号 |
特許第4195938号 |
特許権者 |
国立大学法人 和歌山大学 |
発明の名称 |
イオン感応膜、イオン選択性電界効果型トランジスタ、イオンセンサ |
技術分野 |
化学・薬品、電気・電子、その他 |
機能 |
検査・検出、機械・部品の製造、その他 |
適用製品 |
イオンセンサ |
目的 |
この発明は、取り扱いが易しく、前処理することなく、臨床分析や環境分析の分野で十分利用できるようなイオン選択性が高いイオンセンサ及びその構成要素であるイオン感応膜を提供する。 |
効果 |
この発明のイオン感応膜は、膜強度が高くて取り扱いが易しいとともに、イオン選択性が従来からあるものに比べて高い。そのため、このイオン感応膜をイオンセンサの作用電極に使用すれば、臨床分析や環境分析の分野において、前処理の必要なく、特定イオンの濃度を定量的に測定することができる。 |
技術概要
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イオンセンサは、イオン選択性電界効果型トランジスタなどを使用することで、作製が簡単で安価であり、迅速且つ簡便に測定できるなどの優れた性質を備えているため、様々な分野で利用されている。特定のイオンと反応するイオノフォアと膜溶媒を組み合わせることによって、イオン感応膜の性能を向上させることが試みられてはいるが、性能をさらに向上させることは困難であった。この発明のイオン感応膜は、膜材料である支持体と、イオノフォアと、膜溶媒、アニオン性又はカチオン性添加塩などから構成されたものである。支持体としては、ベンゾー15−クラウンー5誘導体が用いられ、イオノフォアとしては、硝酸トリオクチルアンモニウム(NO↓3)、バリノマイシン(K↑+)、ビス(12−クラウン−4(Na↑+)などが用いられる。カッコ内のイオンは測定対象のイオンを示している。膜溶媒としては、低分子液晶が用いられる。アニオン性又はカチオン性添加塩としては、例えば、測定対象がカチオンの場合は、脂溶性のアニオンと親水性のカチオンからなるアニオン性添加塩、例えば、テトラキス(4−クロロフェニル)ホウ酸カリウム等が用いられている。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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