出願番号 |
特願2010-043808 |
出願日 |
2010/3/1 |
出願人 |
独立行政法人放射線医学総合研究所 |
公開番号 |
特開2011-177327 |
公開日 |
2011/9/15 |
登録番号 |
特許第5614679号 |
特許権者 |
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
発明の名称 |
イオンビーム照射装置におけるフィードバックシステム |
技術分野 |
電気・電子、情報・通信、生活・文化 |
機能 |
機械・部品の製造、制御・ソフトウェア、安全・福祉対策 |
適用製品 |
イオンビーム照射装置 |
目的 |
この発明は、信号にノイズが入力された場合、測定した線量値が変化して差動増幅器に治療計画に適うビーム強度値との正確な差分値を出力することができないという問題を解消できるフィードバックシステムを提供する。 |
効果 |
この発明によれば、信号にノイズが入力された場合であっても、測定値が変化することなくカウンタ部に入力される。よって、電極コントローラは、照射するイオンビームを治療計画により決められたビーム強度に制御可能な、イオンビーム照射装置のフィードバックシステムを提供することが可能となる。 |
技術概要
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イオンビーム照射装置を用いた癌治療において、ラスタースキャニング照射方式の照射時間の短縮化を図るためには、治療計画に組み込むため、照射するイオンビームを治療計画に決められたビーム強度に制御する必要がある。また、呼吸性変動をする照射対象に対して行うPCR法においても、照射するイオンビームを、治療計画に決められたビーム強度に制御することが求められる。しかし、シンクロトロンからのビーム取り出しにおいては、ビーム強度の時間的な変動は避けられないものであった。この発明のフィードバックシステムは、イオンビーム照射装置100から照射されるイオンビームの線量を測定する線量測定部10と、線量測定部10から出力される信号が入力され、線量の値に対応する周波数に変換して出力する周波数変換部20と、周波数変換部20から入力される所定時間あたりの周波数をカウントし、そのカウントされた所定時間あたりの周波数に対応するカウント値を出力するカウンタ部30と、ビーム強度値と指令値との差分値を求めて、差分値をRF―KO電極間の印加電圧を制御するRF―KO電極コントローラに出力する差動増幅部40と、を備えることを特徴とする。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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