コーヒー豆の焙煎粉砕物(特にコーヒー粕)や茶葉(特に茶殻)を金属イオン可溶化成分の供給原料として用い、その金属イオン可溶化成分の供給原料と三価の鉄を含む鉄供給原料とを水存在下で混合し、得られた反応生成物を有効成分として含有してなる水溶性鉄供給剤

開放特許情報番号
L2011005564
開放特許情報登録日
2011/11/11
最新更新日
2015/11/23

基本情報

出願番号 特願2010-080614
出願日 2010/3/31
出願人 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
公開番号 特開2011-211913
公開日 2011/10/27
登録番号 特許第5804454号
特許権者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 コーヒー粕あるいは茶殻を原料とした還元力を備えた水溶性鉄供給剤
技術分野 化学・薬品、有機材料
機能 材料・素材の製造、環境・リサイクル対策
適用製品 環境に極めて安全な植物栽培用の鉄供給剤として、農業の分野での応用、アルカリ土壌や養液栽培における鉄欠乏症の改善、アルカリ土壌の土壌改良、食料増産、安全な経口摂取用の鉄供給剤として、食品・医薬分野における応用
目的 天然物由来の原料を用いて、鉄イオンが不溶化しやすいアルカリ条件においても水溶性の鉄イオンを長期間安定供給できる鉄供給剤を製造する、さらに人体の摂取に安全な原料のみを用いて水溶性の鉄イオンを供給できる鉄供給剤を製造する、また三価の鉄を鉄供給原料に用いて、水溶性の鉄イオン(特に二価の鉄イオン)を供給できる鉄供給剤を製造する、これらの鉄供給剤を極めて安価に製造する、ことを提供する。
効果 鉄供給原料に三価の鉄を用いて、鉄イオンが不溶化しやすいアルカリ条件においても水溶性鉄イオン(具体的には二価の鉄イオン)を長期間安定維持できる水溶性鉄供給剤を製造することを可能とする、鉄供給原料として天然に豊富に存在する三価の鉄(特に土壌に由来するもの)を用いることによって、安価に水溶性鉄供給剤を製造することを可能とする、金属イオン可溶化成分の供給原料としてコーヒー粕や茶殻を用いることによって、安価に水溶性鉄供給剤を製造することが可能となる。
技術概要
 
コーヒー豆の粉砕焙煎物および/または茶葉を金属イオン可溶化成分の供給原料として用い、その金属イオン可溶化成分の供給原料と三価の鉄を含む鉄供給原料とを、水存在下で混合し、得られた反応生成物を有効成分として含有してなる水溶性鉄供給剤。その金属イオン可溶化成分の供給原料がコーヒー粕や茶殻であり、鉄供給原料が三価の鉄イオンを生ずる化合物である水溶性鉄供給剤。鉄供給原料が土壌であり混合を40〜200℃で行うものである水溶性鉄供給剤。混合が金属イオン可溶化成分の供給原料の乾燥物100重量部に対して、鉄元素が0.1〜10重量部含有するように鉄供給原料を混合する水溶性鉄供給剤。水溶性鉄供給剤が植物栽培用である水溶性鉄供給剤。水溶性鉄供給剤をアルカリ土壌に含有させる植物栽培方法。水溶性鉄供給剤が経口摂取用である水溶性鉄供給剤。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
希望譲渡先(国内) 【否】 
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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