出願番号 |
特願2007-029634 |
出願日 |
2007/2/8 |
出願人 |
国立大学法人三重大学、株式会社三重ティーエルオー |
公開番号 |
特開2008-193912 |
公開日 |
2008/8/28 |
登録番号 |
特許第4660774号 |
特許権者 |
国立大学法人三重大学 |
発明の名称 |
心不全治療薬のスクリーニング方法 |
技術分野 |
食品・バイオ、化学・薬品 |
機能 |
検査・検出、材料・素材の製造、安全・福祉対策 |
適用製品 |
心不全治療薬のスクリーニング方法、心不全モデルゼブラフィッシュを用いた心不全治療薬の評価方法 |
目的 |
心不全などの心疾患を治療および予防するための新規薬剤の開発においては、心疾患の症状を呈するモデル動物、あるいは心疾患に関連する遺伝子または蛋白質に異常を有する変異体培養細胞または遺伝子組み換え培養細胞を用いて、候補薬剤の薬効を調べることが必要である。しかし、哺乳動物のモデル動物は高価であり広い実験施設を必要とするため、候補化合物を広くスクリーニングするのには適していない。そこで、心不全モデルゼブラフィッシュを用いて心不全治療薬を評価する方法および同定する方法を提供する。 |
効果 |
この方法を用いれば、非常に簡便な方法により心不全候補物質を選択することが可能となり、心不全の治療および予防に関する研究開発、および心不全治療薬の評価に非常に効果的である。 |
技術概要
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心不全治療薬の候補物質を選択する方法であって、タクロリムス水和物により誘導される心不全症状を呈するゼブラフィッシュに試験物質を投与し、PECI遺伝子の発現を測定し、そして、試験物質を投与したときに投与していないときと比較してPECI遺伝子の発現が抑制されている場合に、その試験物質を心不全治療薬の候補物質として選択する方法である。図は、タクロリムス水和物(FK506)とPECI遺伝子を標的としたモルホリノアンチセンスオリゴヌクレオチドによる、心臓周囲の腫脹の改善を示す。PECI遺伝子を標的としたモルホリノアンチセンスオリゴヌクレオチドにより、心不全モデルにおける心臓周囲の腫脹が改善されることが示された。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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