出願番号 |
特願2006-304324 |
出願日 |
2006/11/9 |
出願人 |
国立大学法人三重大学、株式会社三重ティーエルオー |
公開番号 |
特開2008-118882 |
公開日 |
2008/5/29 |
登録番号 |
特許第4719890号 |
特許権者 |
国立大学法人三重大学 |
発明の名称 |
トルサード・ド・ポアンツ型心室頻拍を呈するゼブラフィッシュ |
技術分野 |
食品・バイオ、化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造、安全・福祉対策、検査・検出 |
適用製品 |
トルサード・ド・ポアンツ型心室頻拍を呈するゼブラフィッシュ、トルサード・ド・ポアンツ型心室頻拍のモデル動物、不整脈の病態の研究ならびに不整脈の治療薬および予防薬の研究開発のためのモデル動物 |
目的 |
医薬品による副作用で最も問題となっているものの1つに、薬物誘発性不整脈(QT延長症候群、AVブロック等)がある。薬物誘発性QT延長症候群、特にトルサード・ド・ポアンツは致死的副作用であり、薬物療法における影響は甚大である。従って、QT延長症候群の症状を呈するゼブラフィッシュのモデル動物を開発できれば、不整脈の病態や薬剤の副作用を研究する系として非常に有用である。そこで、簡便かつ安価な方法でトルサード・ド・ポアンツ型心室頻拍のモデル動物を作製する方法を提供する。 |
効果 |
この方法によれば、薬剤が不整脈の副作用を誘発するリスクを簡便かつ容易に試験することができる。このトルサード・ド・ポアンツ型心室頻拍を呈するゼブラフィッシュは、不整脈の病態の研究、ならびに不整脈の治療薬および予防薬の研究開発のためのモデル動物として有用である。 |
技術概要
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トルサード・ド・ポアンツ型心室頻拍を示すゼブラフィッシュの製造方法として、受精後6日以内の孵化したゼブラフィッシュをQT延長薬の存在下で飼育し、心室停止が生じた後にQT延長薬の非存在下で飼育する方法、並びに、試験物質がヒトにおいてトルサード・ド・ポアンツ型心室頻拍を誘発する可能性を評価する方法として、受精後6日以内の孵化したゼブラフィッシュを試験物質の存在下で飼育し、心室停止が生じた後にその試験物質の非存在下で飼育し、次に心室の拍動が回復した後にゼブラフィッシュの心電図を測定して、トルサード・ド・ポアンツ型心室頻拍を示すか否かを判定する方法が提供される。図は、アステミゾールの存在下で2日間、その後アステミゾールの非存在下で2日間飼育したゼブラフィッシュの心電図を示す((A)対照群、(B)投与群)。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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