出願番号 |
特願2009-208272 |
出願日 |
2009/9/9 |
出願人 |
国立大学法人三重大学 |
公開番号 |
特開2011-055755 |
公開日 |
2011/3/24 |
登録番号 |
特許第5522435号 |
特許権者 |
国立大学法人三重大学 |
発明の名称 |
MXD3遺伝子の発現阻害による肥満の抑制 |
技術分野 |
有機材料、生活・文化 |
機能 |
安全・福祉対策 |
適用製品 |
体重や体脂肪が増加した状態、合併症、死に至る病態、治療効果 |
目的 |
その発現を阻害することにより肥満を抑制することができるということが発見されている遺伝子としては,MITF(microphthalmia transcription factor)があり、また,肥満に関連した遺伝子として,遺伝子RPL19,POMC,PC2,Prolactin,Leptin Rec.,HSG P25L2G_lが報告されていることに鑑み、肥満抑制剤のスクリーニング方法の提供。 |
効果 |
MXD3遺伝子の発現を阻害することにより,肥満誘導における体重増加,血漿中の中性脂肪量の増加が抑制され,腹腔内脂肪組織量および脂肪組織関連遺伝子発現量が減少し,前駆脂肪細胞から脂肪細胞への分化が抑制される。このスクリーニング方法により選択された物質は,肥満の抑制,体重増加の抑制,中性脂肪の低下作用を有する薬剤の候補物質として有用である。 |
技術概要
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この技術は、体重増加や脂肪増加とMXD3遺伝子の発現との間に相関があること,およびその発現機能を阻害することにより,肥満の重要な病態指標である体重,体脂肪,血清中性脂肪の増加を抑制することを見出したことに基づく。すなわち,肥満抑制剤の候補物質を選択する方法であって,試験物質を細胞と接触させ,細胞におけるMXD3遺伝子の発現を測定し,そして,試験物質と接触させたときに接触させていないときと比較してMXD3遺伝子の発現が抑制されている場合に,その試験物質を肥満抑制剤の候補物質として選択する,の各工程を含む。MXD3は,MAD3またはMGC2383とも称され,Mycスーパーファミリーに属する転写制御因子である。ヒトのMXD3の遺伝子および蛋白質の配列はNCBI:NM_001142935.1に記載されている。この蛋白質は,補因子MAXとともにヘテロダイマーを形成し,標的遺伝子のプロモータに結合してその転写を調節する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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