出願番号 |
特願2009-095745 |
出願日 |
2009/4/10 |
出願人 |
国立大学法人三重大学 |
公開番号 |
特開2010-248075 |
公開日 |
2010/11/4 |
登録番号 |
特許第5598810号 |
特許権者 |
国立大学法人三重大学 |
発明の名称 |
コイ由来抗菌剤の製造方法及び抗菌処理装置 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
病原性ウィルスの受容体、レクチンへの接着能など生体防御機能、血液型決定基、生理機能、魚病の防止、抗生物質に頼らない新規な薬物 |
目的 |
従来のコイ血液から数個の糖類からなる抗菌剤を得る方法では、得られる抗菌剤の量が極めて少ないために、応用することが困難であることに鑑み、コイ血液から多量の抗菌剤を得る方法、及びその抗菌剤を用いた抗菌処理装置などの提供。 |
効果 |
コイ血液から多量の抗菌剤を得ることができる。この抗菌剤は、魚類の薬剤、抗菌処理装置に応用できる。 |
技術概要
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この技術では、抗菌剤の製造方法は、コイ血液から赤血球を単離し、この赤血球から膜画分を精製した後に、膜画分にリチウム塩を加えて可溶化し、遊離したグリコホリンを界面活性剤の存在下で陰イオン交換クロマトグラフィーを用いて分画する。このとき、界面活性剤が、コール酸ナトリウムであることが好ましい。この抗菌剤は、糖部分に抗菌活性が存在するので、糖部分ではなくタンパク質部分と担体とを結合させる方法が好ましく使用できる。タンパク質を固定化する方法としては、当業者に周知の方法を用いることができる。そのような方法として、例えば水溶性カップリング試薬(EDCなど)を用いる方法、アミノ−ホルミル、チオール−マレイミド、アルデヒド−アミンなどの組み合わせを用いる方法が例示されるが、これらの方法には限定されない。通常、アミノ−ホルミルによるカップリング法を用い、アルブミンやグロブリン(血清中の抗体)などのタンパク質の結合に用いられる。抗菌処理装置は、水道コックに連結される抗菌カラム、循環ポンプによって循環される水に用いる抗菌カラム、または排水処理用に用いるものであることが好ましい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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