出願番号 |
特願2007-120991 |
出願日 |
2007/5/1 |
出願人 |
国立大学法人三重大学 |
公開番号 |
特開2008-274491 |
公開日 |
2008/11/13 |
登録番号 |
特許第5181382号 |
特許権者 |
国立大学法人三重大学 |
発明の名称 |
繊維状カーボンナノ構造体の製造方法及びそれにより製造された繊維状カーボンナノ構造体 |
技術分野 |
無機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
表面活性、金属含有触媒の分散性、金属触媒由来の不純物、精製 |
目的 |
カーボンナノ構造体の構造、純度、製造収率等が未だ十分ではなく、そのため、構造が制御され、高純度、高収率でカーボンナノ構造体が得られる製造方法の開発が求められていたことに鑑み、簡便な方法で、高純度、高収率で合成可能な繊維状カーボンナノ構造体の製造方法の提供。 |
効果 |
触媒として金属や金属含有化合物を使用しなくても、簡便な方法で、高純度、高収率で繊維状カーボンナノ構造体を提供することができ、金属不純物を含まない繊維状カーボンナノ構造体の大量合成が可能になる。また、その製造方法によって、広い適用分野が考えられる「両端が共に開いた構造の繊維状カーボンナノ構造体」を確実に与えることができる。 |
技術概要
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この技術は、非金属であるイオウ含有化合物を触媒として用いることによって、簡便に、高純度、高収率で繊維状カーボンナノ構造体が合成できることを見出したことに基づく。すなわち、炭素源としての有機物の気体と、イオウ含有化合物との混合気体を、実質的に金属含有触媒を利用せずに800℃以上で加熱する繊維状カーボンナノ構造体の製造方法である。「炭素源としての有機物」とは、炭素原子をその分子内に含む有機物であり、容易に気体にできるものであれば特に限定はなく、常温・常圧で気体、液体、固体の何れでもよい。例えば、好ましいものとして、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、アルコール類、ケトン類、エステル類、フェノール類、エーテル類、アルデヒド類等が挙げられる。「炭素源としての有機物」と「イオウ含有化合物」との気体状態における混合比は特に限定されるものではないが、「炭素源としての有機物」と「イオウ含有化合物」との合計モル数に対して、「イオウ含有化合物」を、1モル%〜50モル%の範囲で用いることが好ましい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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