出願番号 |
特願2006-155800 |
出願日 |
2006/6/5 |
出願人 |
国立大学法人三重大学 |
公開番号 |
特開2007-324079 |
公開日 |
2007/12/13 |
登録番号 |
特許第5286516号 |
特許権者 |
国立大学法人三重大学 |
発明の名称 |
全固体リチウム電池用正極材 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
携帯用小型コンピュータ、携帯電話、電気自動車、安全性 |
目的 |
公知の正極材料は、室温でのハイレート放電において、実用レベルで要求される電気化学容量を取り出せるに至っていないことに鑑み、固体電解質としてthio−LISICONを用い、200mAh/g以上の電気化学容量と良好なサイクル特性および低コストを実現するための正極活物質および正極材料の提供。 |
効果 |
電気化学容量の増加と、サイクル特性の安定化が可能となり、又、安全性も確保できる。従って、自動車用電池、蓄電池等の大型2次電池としての実用化が見込めるようになる。 |
技術概要
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この技術は、硫化ニッケルを正極活物質とする。より詳細には、硫化ニッケル正極活物質と、硫化物系超イオン伝導結晶体(thio−LISICON)からなる電解質および導電剤との混合物で構成される全固体リチウムイオン2次電池用正極材料を提供する。そして、硫化物系超イオン伝導結晶体からなる電解質が、リチウム、ゲルマニウム、リン及び硫黄で構成される化合物であることとし、より具体的にはthio−LISICON(Li↓(3.25)Ge↓(0.25)P↓(0.75)S↓4)が一般的に用いられる。又、導電剤がアセチレンブラックであるとよい。正極活物質、電解質および導電剤の混合物は、重量混合比(%)で、正極活物質:電解質:導電剤=(40〜70%):(20〜50%):(3〜6%)であるとする。ここで、正極活物質、電解質および導電剤の合計は、常に100%になるように調整される。なお、混合物とは、所定割合の正極活物質、電解質および導電剤を、ボールミル等で均一に混合することによって得られる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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