出願番号 |
特願2005-296213 |
出願日 |
2005/10/11 |
出願人 |
国立大学法人三重大学 |
公開番号 |
特開2007-106789 |
公開日 |
2007/4/26 |
発明の名称 |
新規シクロデキストリン化合物 |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
包接機能、薬物、食品成分、化粧品成分などの難水溶性化合物の可溶化、苦味渋味のマスキング、酸化・紫外線・熱による変性の軽減 |
目的 |
公知のシクロデキストリン化合物は特定の目的に適用できない場合や、あるいは更なる効果の向上を得たい場合などがあることに鑑み、難水溶性化合物の水溶性を向上させることができる化合物であり、種々の目的、例えば、薬物の水溶化、化粧品成分の水溶性化、化成品成分の水溶性化に利用することができ、広域な産業分野に寄与するものとして使用できる、新規なシクロデキストリン化合物の提供。 |
効果 |
この新規シクロデキストリン化合物は、薬物、食品成分、化粧品成分などの難水溶性化合物の可溶化、苦味渋味のマスキング、酸化・紫外線・熱による変性の軽減などに幅広く利用できる。 |
技術概要
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この技術は、シクロデキストリンの広い空洞口に位置する3位水酸基をアミノ基で置換した3−モノアミノシクロデキストリン誘導体のアミノ基を置換または無置換アルキル基、置換または無置換アリール基、置換または無置換アリル基から選択される化合物で共有結合する式で示されるシクロデキストリン化合物である。原料となるシクロデキストリンの3位水酸基をアミノ基で置換した3−モノアミノシクロデキストリンは公知の化合物である。3−モノアミノシクロデキストリンとしては、グルコース単位が6分子、7分子、8分子からなるa−シクロデキストリン、b−シクロデキストリン、g−シクロデキストリンなどをあげることができる。加えて、化学的、酵素的に合成したものであってもよく、さらには、グルコース単位が9個以上のものであってもよい。3−モノアミノシクロデキストリンのアミノ基に脱水縮合してアミド結合を形成させるには、置換または無置換アルキル基、置換または無置換アリール基、置換または無置換アリル基のそれぞれにジカルボン酸基を有した化合物と3−モノアミノシクロデキストリンとの間で通常のアミド結合の形成方法を用いることができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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