出願番号 |
特願2005-146541 |
出願日 |
2005/5/19 |
出願人 |
国立大学法人三重大学 |
公開番号 |
特開2006-321910 |
公開日 |
2006/11/30 |
登録番号 |
特許第4686715号 |
特許権者 |
国立大学法人三重大学 |
発明の名称 |
有機ELハイブリッド材料及びその製造方法 |
技術分野 |
電気・電子、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
化学修飾、フルカラー表示、表示基材、フラットディスプレイパネル、照明装置、信号機 |
目的 |
いわゆる白色発光ダイオードは、青色発光ダイオードと黄色蛍光体とを組み合わせて得られるものであり、疑似白色発光するものであり、また、発光ダイオードは一般に点光源であるため、広い範囲を照明するという用途には向いていないことに鑑み、白色発光可能な有機ELハイブリッド材料またはその製造方法の提供。 |
効果 |
各Π共役ポリアリレンビニレンはガラス中に固定されて分子間の接触がほとんどなくなっているから、各分子が固有の発光を行うことができる。このため、ハイブリッド材料全体の発光スペクトルの調整が容易となる。また、ガラス中に固定されるΠ共役ポリアリレンビニレンは大気と遮断されるため、酸化反応や加水分解によって劣化することがなく、長期間にわたりΠ共役高分子としての特性を維持できるから、長寿命の光源を提供することができる。 |
技術概要
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この技術は、赤色光を発する有機EL高分子材料、緑色光を発する有機EL高分子材料、青色光を発する有機EL高分子材料を調製し、これらの高分子材料を混合したものとガラスとの複合体を形成することにより、有機EL高分子材料により白色発光光源を構成することに基づく。EL特性によって、構造式(1)で示されるΠ共役ポリアリレンビニレン(a)が赤色発光し、構造式(4)で示されるΠ共役ポリアリレンビニレン(b)が緑色発光し、構造式(7)で示されるΠ共役ポリアリレンビニレン(c)が青色発光する。このため、これらのΠ共役ポリアリレンビニレン(a)〜(c)が混合されたハイブリッド材料は、各Π共役ポリアリレンビニレン(a)〜(c)の発光色が混合されて、全体として白色発光することができる。また、これら構造式(1),(4),(7)で示されるポリアリレンビニレン(a)〜(c)の混合割合を調整することにより、白色に限らず種々の色の光源を構成することもできる。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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