出願番号 |
特願2005-137551 |
出願日 |
2005/5/10 |
出願人 |
国立大学法人三重大学 |
公開番号 |
特開2006-318674 |
公開日 |
2006/11/24 |
登録番号 |
特許第5002804号 |
特許権者 |
国立大学法人三重大学 |
発明の名称 |
高分子固体電解質 |
技術分野 |
電気・電子、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
小型電子・電気機器、電気自動車、イオン伝導度、温度依存性、イオン移動度 |
目的 |
シングルイオン導電性ポリマーではアニオンが高分子鎖に固定されており、アニオンサイトにリチウムイオンが強く束縛されてしまうためリチウムイオンの移動度が低下し、イオン導電率は大変低くなってしまうという問題点があることに鑑み、シングルイオン導電性ポリマーにおいて、イオン導電率の改善。 |
効果 |
ポリアニオン型リチウム塩とエーテル系ポリマーおよびルイス酸化合物からなる高分子固体電解質の提供により、高いイオン導電率(1×10↑(−4)S/cmat50℃)と高イオン輸率(t↓+=0.69)、更に良好な機械的強度を有するリチウム二次電池用全固体電解質が可能となった。 |
技術概要
|
この技術は、ポリアニオン型リチウム塩とエーテル系高分子材との複合体材料であって、リチウムと酸素とのモル比がリチウム1に対し酸素が1〜30であること、より好ましくは10〜20であるリチウム二次イオン電池用高分子固体電解質にある。ここで、複合体材料は、ベースポリマーであるエーテル系高分子材料とポリアニオン型リチウム塩ポリマーをアセトニトリルのような溶媒に所定割合で溶かし、キャストフィルムとする方法、及び、エーテル系高分子材料粉末とポリアニオン型リチウム塩ポリマー粉末を所定割合で均一混合しホットプレスすることにより複合体を得る方法がある。更に、ポリアニオン型リチウム塩がより好ましくはポリソルビン酸又はポリムコン酸リチウム塩であり、エーテル系高分子材がポリエチレンオキサイド(―[CH↓2CH↓2O]↓n―)であるリチウム二次イオン電池用高分子固体電解質としてもよい。複合体材料にルイス酸化合物(三フッ化ホウ素(BF↓3)、ボロキシン化合物等)を添加してもよい。BF↓3はカルボキシレートアニオンとの相互作用が強く、イオン導電性を改善する効果を有している。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|