高分子固体電解質リチウム2次電池用負極材及びその製造方法

開放特許情報番号
L2011005108
開放特許情報登録日
2011/9/22
最新更新日
2011/9/22

基本情報

出願番号 特願2005-110759
出願日 2005/4/7
出願人 国立大学法人三重大学
公開番号 特開2006-294326
公開日 2006/10/26
登録番号 特許第4496366号
特許権者 国立大学法人三重大学
発明の名称 高分子固体電解質リチウム2次電池用負極材及びその製造方法
技術分野 電気・電子
機能 機械・部品の製造、材料・素材の製造
適用製品 携帯電話、ノート型パソコン、ビデオカメラ、デジタル製品の電源、電気自動車、ハイブリッド車
目的 市販のリチウムイオン電池で優れた性能を示す層状の黒鉛材料は、ポリエチレンオキサイド(PEO)電解質では電解質/電極界面の相性が悪く、低い初期効率と劣ったサイクル特性を示し、適用できないのが現状であることに鑑み、PEOとリチウム塩を組合せて電解質とする高分子固体電解質リチウム2次電池用の負極としてのグラファイトの電気化学的性能を向上させることの実現。
効果 高い初期充放電効率とサイクル安定性を有するポリマー電解質リチウム2次電池の提供が可能になり、安全性を重視する用途への展開が可能となった。
技術概要
この技術は、黒鉛の表面部にリチウムと炭素からなる化合物膜を形成した高分子固体電解質リチウム2次電池用負極材とする。ここで、リチウムと炭素からなる化合物膜とは、LiC↓xの化学式で示される化合物で構成される膜を言う。そして、黒鉛表面部に形成されたリチウムと炭素からなる化合物膜の表層部は、少なくとも非晶質状態であることが望ましい。そして、黒鉛、金属リチウム及び沸点が190℃〜260℃の有機溶剤で構成される混合物に、ボールミリング処理を施し、黒鉛表面部にリチウムと炭素からなる化合物膜を形成する。有機溶剤の沸点が190℃より低いと有機溶剤が常温で気体状であり、逆に260℃より高いと10℃前後で有機溶剤が凝固し、有機溶剤としての特性が充分に発揮できなくなるからである。従って、ドデカン(CH↓3(CH↓2)↓(10)CH↓3)(沸点216℃、凝固点−10℃)が有機溶剤として適切である。又、黒鉛/リチウムの重量混合比がリチウム1に対し黒鉛0.01−0.8であり、有機溶剤/リチウムの容積混合比がリチウム1gに対し有機溶剤1−40mlであるとよい。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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