磁性体を含む材料の検査方法及び装置

開放特許情報番号
L2011005106
開放特許情報登録日
2011/9/22
最新更新日
2011/9/22

基本情報

出願番号 特願2005-057442
出願日 2005/3/2
出願人 国立大学法人三重大学
公開番号 特開2006-242701
公開日 2006/9/14
登録番号 特許第4660751号
特許権者 国立大学法人三重大学
発明の名称 磁性体を含む材料の検査方法及び装置
技術分野 電気・電子
機能 機械・部品の製造、検査・検出
適用製品 鉄鋼材料、非破壊検査、塑性変形状態の解析、フラクトグラフィー、脆性破壊、延性破壊、疲労破壊、亀裂開始点
目的 破壊時の破面にかかる応力や亀裂の進展方向等の情報については、通常の破壊が高速に推移すること、破面が付着物に覆われて詳細が観察しにくいこと、破壊が事故の発生後に生ずること、などの理由から容易に評価することが難しかったこと、また従来の評価方法では、試料を電子顕微鏡などの真空装置に入れる必要があるなど、測定条件に制約があり、大気中で大きさによらず簡便に評価することは難しかったことの改善。
効果 この磁性体を含む材料の検査方法によれば、破壊時に破面近傍に負荷された応力により逆磁歪現象として発生した漏れ磁束ベクトルの分布の変化から、破壊された試料の破壊亀裂進展方向、亀裂開始点、破壊時の応力分布を明らかにすることができる。
技術概要
この技術は、磁性体を含む材料の検査方法において、磁束密度センサーとしてホール素子を用い、材料の破断表面を、3次元的に移動走査させて磁場強度と磁場ベクトルを検出することとする。又、その検査方法において、ホール素子と、材料の破断表面との距離を概一定に保持して移動走査させる。さらに、ホール素子と、材料の破断表面との距離を概一定に保持して移動走査させる。測定対象の磁性体とは、例えば鉄のα相を含む鉄合金や鉄鋼材料がある。又、ホール素子とは、半導体中を流れる電流に対して垂直に掛かる磁界強度に比例して、電流と磁界方向に垂直にローレンツ力が働き電圧が発生するという原理に基づき、三つの異なる方向の磁場強度を測るセンサーを用いることにより、磁場強度と磁場ベクトルを検出することができる。なお、この破断面検査方法では、磁性体破断表面を走査させて得られる各点の磁場ベクトル方向の磁場強度を求め、この磁場強度が最大になる点を内部亀裂開始点と判断する。破面亀裂境界線に垂直に残留磁化の変化が残ることから、破面の進展方向を推定することが出来る。さらに破面全体の破壊時に掛かった応力の分布が評価できる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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