出願番号 |
特願2005-028780 |
出願日 |
2005/2/4 |
出願人 |
国立大学法人三重大学 |
公開番号 |
特開2006-212562 |
公開日 |
2006/8/17 |
登録番号 |
特許第4982730号 |
特許権者 |
国立大学法人三重大学 |
発明の名称 |
マイクロバブル発生ノズル |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
河川、湖沼、内湾、閉鎖性水域における水質汚染、水中生物の減少、養殖魚介類、廃水処理、汚濁水質の浄化法 |
目的 |
これまで提案された何れの方法も気泡径のバラツキが大きいこと、装置が大型であったり運転コストが高くなること、及び水中生物の生育に悪影響を及ぼすこと等から実用化が遅れていることに鑑み、閉鎖性海域、湖沼、池、ダム、水棲生物の養殖、汚水処理等の水質改善を目的とし、工業的規模で気泡径のバラツキが少ない微細気泡を効率的に生成することのできる実用的な装置の提供。 |
効果 |
気液二層微細気泡発生ノズルを使用することにより、平均直径が0.05mm以下の空気又は酸素ガスの微細気泡の大量生成が可能となり、河川、湖沼、内湾等の閉鎖性水域、魚介類の養殖場および水族館等における水質劣化を改善できる。 |
技術概要
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この技術は、水噴流ノズルをオリフィス形状とし、その外縁部に気体ノズルを配置した気液二相微細気泡発生装置である。オリフィス形状とは流路中に設けられた絞りを意味し、ノズルのオリフィス開口比(流路断面積に対するオリフィス部断面積の比)が小さい程、絞り面積比が大きくなって水噴流の速度勾配が大きくなるため、せん断力も大きくなる。しかし、一方で圧力損失が増加するため、水噴流を発生させるためのモーター消費動力が増加しコスト高となる。従って、オリフィス形状を有する水噴流ノズルのオリフィス開口比は0.2〜0.8であることが望ましい。水噴流ノズルの外縁部に気体ノズルを配置するが、外縁部とは気体ノズル出口部から放出される気体が水噴流に誘引される周縁部を云い、水噴流の速度により水噴流ノズルと気体ノズルの距離は異なってくる。水噴流速度が大きいほど、水噴流部への周辺からの流れ込みが強くなり、遠距離でも気体誘引力が強いためである。ここで、水噴流ノズル最外辺と気体ノズル出口部の距離は、0mm〜20mmとするのが一般的である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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