出願番号 |
特願2004-337862 |
出願日 |
2004/11/22 |
出願人 |
国立大学法人三重大学 |
公開番号 |
特開2006-144701 |
公開日 |
2006/6/8 |
登録番号 |
特許第4751987号 |
特許権者 |
国立大学法人三重大学 |
発明の名称 |
風力発電装置 |
技術分野 |
情報・通信、機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
小さな風速、発電効率、環境保護、風向の変化 |
目的 |
風洞体の長さを大きくすると、風洞体そのものが大型化して重量化するだけでなく、風洞体に側面から吹き付ける風による風力が大きくなるために、風力発電装置の躯体を高強度化する必要があり、風力発電装置全体の大型化が避けられないという問題があることに鑑み、軸方向長さの短い小型の風洞体を用いて風力を回転力に効率的に変換することが出来、発電効率の向上が図られ得る、新規な構造の風力発電装置の提供。 |
効果 |
風洞体と整流体の相乗効果により、風洞体内周面の拡開角度を十分に大きくとることで、軸方向長さを短くしつつ、内部に大きな圧力勾配を軸方向に発現させることが可能となる。しかも、風洞体内での空気の流れは、内外周の両方を整流体外周面と風洞体内周面で規定されていることから、風速の変化等に際しても安定した状態に保たれ得る。その結果、風洞体内には、軸方向で大きな圧力勾配が安定して生ぜしめられる。 |
技術概要
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この技術では、整流体の外周面のテーパ角度が、風洞体内周面のテーパ角度以下であって、風洞体と整流体の間に流入する風を、整流体の軸方向外方突出部外周面に沿う方向に誘導して流入させ、風洞体内周面と整流体外周面で形成される空間を通過させて、流出させる風力発電装置とする。これにより、風洞体内を流通せしめられる空気(風)に対して、風洞体の内周面による案内作用だけでなく、風洞体の中心軸上に配された整流体の外周面による案内作用が、同時に作用せしめられることとなる。その結果、風洞体の内周面の軸方向後方への拡開角度を大きくした場合でも、風洞体内周面からの空気の剥離現象が抑えられて、風洞体内における空気の圧力勾配が有効に発現されるのである。特に、風洞体の入口側の開口部から軸方向前方(風上側)に向かって突出するように整流体が配設されていることから、整流体の外周面による案内作用に基づいて、風洞体への流入直後における風の風洞体内周面からの剥離が抑えられる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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