出願番号 |
特願2004-085082 |
出願日 |
2004/3/23 |
出願人 |
国立大学法人広島大学 |
公開番号 |
特開2005-270734 |
公開日 |
2005/10/6 |
登録番号 |
特許第4469975号 |
特許権者 |
国立大学法人広島大学 |
発明の名称 |
光触媒複合体およびこれを用いた有機物質変換方法 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
材料・素材の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
廃水処理、上水浄化、下水処理 |
目的 |
環境浄化や水中の有機物質変換に有用な光触媒複合体および有機物質変換方法において、有害物質を選択的に除去でき、かつ長期間安定した除去作用を示す光触媒複合体の提供。 |
効果 |
多孔体の細孔表面に、光触媒活性をもつ光触媒物質と、有機基とが固定されているので、細孔に選択的に吸着され、高濃度で濃縮された有機物質を、光触媒反応により変換できる。それゆえ、有機物質を選択的に変換できる。また、光触媒物質と有機基とが、多孔体に固定されていることで、相互に作用することが防がれ、有機基が安定に保持される。したがって、長時間安定して有機物質の選択的変換を行え、有害な有機物質の除去あるいは有機物質からの有用な物質の合成ができる。 |
技術概要 |
本技術の光触媒複合体は、多孔体の細孔表面に、光触媒活性をもつ光触媒物質と、有機基とが固定されていることを特徴としている。このように多孔体の細孔表面に有機基を固定することで、細孔表面に疎水部が形成される。そして、この疎水部により目的の有機物質を多孔体細孔に選択的に吸着できるので細孔内に有機物質が濃縮される。さらに、多孔体の表面には光触媒物質が固定されているので、有機基が選択的に吸着した有機物質を光触媒物質が変換するので、吸着飽和することがない。したがって、再生の作業をすることなく、長期間有害な有機物質を取り除く、あるいは有機物質から有用な他の物質へ変換することができる。そして、多孔体としてシリカ多孔体を用いれば、より安定に光触媒物質と有機基とを保持でき、吸着・変換の機能も良好に発揮できる。また、光触媒物質としては金属酸化物であることが好ましく、二酸化チタンであることがより好ましい。有機基は、アルキル基であることが好ましく、炭素数が1から18の飽和アルキル基であることがより好ましく、炭素数が4から14の飽和アルキル基であることがさらに好ましい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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