出願番号 |
特願2005-038470 |
出願日 |
2005/2/15 |
出願人 |
国立大学法人広島大学 |
公開番号 |
特開2006-226734 |
公開日 |
2006/8/31 |
登録番号 |
特許第4654435号 |
特許権者 |
国立大学法人広島大学 |
発明の名称 |
誘電特性を利用した凍結被検体の脆化温度の決定方法 |
技術分野 |
電気・電子、食品・バイオ |
機能 |
食品・飲料の製造、検査・検出 |
適用製品 |
魚体の輪切り、三枚おろし |
目的 |
脆化温度付近で切断加工や凍結粉砕が行われる魚体の低温加工に際し、非破壊的な測定によって求めることができる静電容量と、破壊試験によって求められる力学的特性との相関関係を見出し、凍結被検体の加工に最適な脆化温度を非破壊的に決定する方法の提供。 |
効果 |
非破壊的な測定方法である誘電特性の測定により求めた静電容量と、破壊試験によって求められる力学的特性との相関関係を見出すことができるため、比較的簡便に求めることができる被検体の静電容量の測定結果を、脆化温度に換算することができ、食品加工分野や工業製品のリサイクル分野等に広く応用することが可能である。 |
技術概要 |
本技術は、凍結被検体の静電容量を測定し、この静電容量と力学的特性との相関関係を見出して、凍結被検体の加工に最適な脆化温度を決定する方法であって、被検体の静電容量を測定する静電容量測定ステップと、静電容量と被検体の凍結温度との関係に基づいて緩和終了温度を算出する緩和終了温度算出ステップと、緩和終了温度と周波数との比例関係に基づいて緩和時間を算出する緩和時間算出ステップと、式:logν=logτ+5(ν:力学特性測定(三点曲げ試験)の歪み時間[s]、τ:緩和時間[s])に基づいて上記緩和時間から歪み時間を算出する歪み時間算出ステップと、この歪み時間を、式:logν=12×10↑3T−48.4(ν:力学特性測定(三点曲げ試験)の歪み時間[s]、T:脆化温度[K])に代入することによって脆化温度を算出する脆化温度算出ステップと、を備える。これによれば、誘電特性の測定結果である静電容量を力学的測定結果である脆化温度に換算でき、手間のかかる破壊試験を行うことなく、効率的に脆化温度を求めることができる。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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