出願番号 |
特願2005-018951 |
出願日 |
2005/1/26 |
出願人 |
国立大学法人広島大学 |
公開番号 |
特開2006-205017 |
公開日 |
2006/8/10 |
登録番号 |
特許第4512823号 |
特許権者 |
国立大学法人広島大学 |
発明の名称 |
有機性廃棄物の処理方法および処理システム |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
有機性排水、鶏糞処理汚泥 |
目的 |
有機性廃棄物の湿式および乾式メタン発酵において、アンモニアおよび水素によるメタン発酵の阻害を防止しメタン発酵の高速処理を可能とすることができる有機性廃棄物の処理方法および処理システムの提供。 |
効果 |
メタン発酵処理の前段でアンモニアおよび水素を発生させ、発生したアンモニアおよび水素を除去することで、後段のメタン発酵条件の選択においてアンモニアおよび水素発生を抑制するために必要な制約を排除することができることから、後段のメタン発酵の速度を向上できる。また、発生した水素を回収し、クリーンエネルギーとして有効利用を図ることができる。 |
技術概要
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本技術は、生ごみ、都市下水汚泥、食品廃棄物、家畜糞尿、下水余剰汚泥等の有機性廃棄物を嫌気消化する有機性廃棄物の処理方法であって、有機性廃棄物を可溶化し、アンモニアおよび水素を生成させる第1発酵工程と、第1発酵工程で生成した水素を除去する水素除去工程と、第1発酵工程で生成したアンモニアを除去するアンモニア除去工程と、アンモニアおよび水素が除去された、可溶化された有機性廃棄物をメタン発酵処理する第2発酵工程とを含む。また、本技術を実現するための処理システムは、有機性廃棄物を可溶化し、アンモニアおよび水素を生成させる第1発酵槽と、第1発酵槽で生じた水素を除去する水素除去装置と、第1発酵槽で生じたアンモニアを除去するアンモニア除去装置と、アンモニアおよび水素が除去された、可溶化された有機性廃棄物をメタン発酵処理する第2発酵槽とを含む。第1発酵槽は、その槽内を56℃以上、80℃以下の温度に保持する温度調節装置を備えていることが好ましい。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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