出願番号 |
特願2005-008306 |
出願日 |
2005/1/14 |
出願人 |
国立大学法人広島大学 |
公開番号 |
特開2006-194792 |
公開日 |
2006/7/27 |
登録番号 |
特許第4595077号 |
特許権者 |
国立大学法人広島大学 |
発明の名称 |
腐食構造物の強度劣化予測方法 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
ライフサイクルコスト、鋼橋、鋼製水門、鉄塔、貯蔵タンク、ビルディング |
目的 |
比較的、簡便な構成にて、現在の腐食表面形状を計測し、その現在の腐食表面形状から将来の腐食表面形状をより正確に予測して、その予測された腐食表面形状から、将来の強度を評価できる表面形状作成モデルを含む、腐食構造物の強度劣化予測方法の実現。 |
効果 |
腐食表面形状が置かれた環境や、腐食構造物の素材や塗膜の有無も含めた状態での、腐食の進行状態を示すことが可能な表面形状作成モデルを算出されたパラメータにより作成できる。また、腐食の進行状態を実情に合わせて示すことが可能な表面形状作成モデルを用いることで、算出されたパラメータによる表面形状作成モデルに基づく将来の腐食表面形状を算出し、腐食構造物における将来の強度劣化を将来の腐食表面形状によってより正確に予測可能となる。 |
技術概要
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本技術の強度劣化予測方法は、点検工程、評価工程およびメンテナンス計画工程を有している。点検工程では、まず、強度劣化予測対象となる腐食構造物の腐食表面の塗膜や錆びを除去した後、腐食表面の凹凸形状を、非接触式にかつ三次元的に腐食表面上の凹凸形状を計測する。次に、計測結果の統計評価により表面形状の評価を行う。この統計評価では、計測した腐食表面形状を、不規則波形として解析する。次いで、統計評価に基づき、表面形状の評価を解析すると共に、解析結果から、対象となる腐食構造物が健全の範囲内である、要観察すなわち健全な範囲と危険な範囲との中間の範囲内である、および、危険な範囲内である、の何れであるか判別する。また、表面形状の解析による今までの経時的な複数の各結果データである各表面形状から、それら各表面形状の凹凸量に合うように表面形状形成モデルの各パラメータを算出し、それら各パラメータによる表面形状形成モデルによる、将来の表面形状を将来時間の外挿により腐食構造物の腐食劣化の進展程度を示す将来の表面形状を予測すると共に、腐食構造物に対する、検査計画や補修計画を立案する。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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