出願番号 |
特願2004-378043 |
出願日 |
2004/12/27 |
出願人 |
国立大学法人広島大学 |
公開番号 |
特開2006-180782 |
公開日 |
2006/7/13 |
登録番号 |
特許第4665157号 |
特許権者 |
国立大学法人広島大学 |
発明の名称 |
バイオディーゼル廃液からの水素およびエタノールの製造方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
材料・素材の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
植物性油脂、動物性油脂、廃油、軽油の代替燃料、食品工業、化学工業、エネルギー産業 |
目的 |
植物性油脂、動物性油脂、廃油等の油脂をメチルエステル化してバイオディーゼル燃料を製造する際に副生成物として得られる、いわゆるバイオディーゼル廃液の有効利用方法として、バイオディーゼル廃液から水素およびエタノールを効率良く製造する方法、並びにこの方法を行なうために用いられるキットの提供。 |
効果 |
グリセロールを多量に含んでいるにも関わらず、これまで有効な処理方法が無かったために、廃棄物としていたバイオディーゼル廃液から、水素およびエタノールを微生物による発酵技術によって簡便かつ効率的に回収することができる。水素は燃料電池用の燃料としてその利用が期待されており、またエタノールも燃料、溶媒として広範囲に利用することができる。 |
技術概要
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本技術の水素およびエタノールの製造方法は、原料液として、油脂をメチルエステル化して得られる生成物からメチルエステルを除去して得られるバイオディーゼル廃液を含むものを用い、少なくとも表面に微生物を固定可能な担体が存在する条件下で、エンテロバクター(Enterobacter)属細菌によって発酵させる発酵工程を含んでいる。少なくともその表面に微生物を固定可能な担体が存在する条件下、バイオディーゼル廃液を含む原料液中でエンテロバクター属細菌を培養すれば、担体に固定化され、担体に固定化されたエンテロバクター属細菌は、原料液中に浮遊することなく生育することができる。よって、発酵槽内の菌体密度を著しく向上させるとともに、原料液中に含まれるグリセロールとエンテロバクター属細菌との接触頻度も向上でき、バイオディーゼル廃液からの水素およびエタノールの発酵生産の効率を格段に向上させることが可能となる。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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