出願番号 |
特願2004-338043 |
出願日 |
2004/11/22 |
出願人 |
国立大学法人広島大学 |
公開番号 |
特開2006-143680 |
公開日 |
2006/6/8 |
登録番号 |
特許第4625947号 |
特許権者 |
国立大学法人広島大学 |
発明の名称 |
光電子的デバイス |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
色素増感太陽電池材料、薄膜光電変換素子、液晶、有機薄膜トランジスタ、有機キャリア輸送層を有する発光デバイス |
目的 |
キャリア輸送能の向上及び/又は光吸収能の改善がなされた、フタロシアニン骨格とチオフェン骨格とを有する新規化合物及びその製造方法並びにその利用の提供。 |
効果 |
フタロシアニン骨格とオリゴチオフェン骨格とが共役している化合物は、これまでにない特異な吸収スペクトルを示し、その性質は、フタロシアニン骨格と共役するオリゴチオフェン骨格の数が増加するにつれ、顕著になるものであることから本技術の化合物は、全く新規な性質を有する化合物であり、例えば、光電気的、光電子的、電気的、電子的部品等に使用可能な有機半導体電子材料として非常に有用である。 |
技術概要
|
本技術は、フタロシアニン骨格におけるπ電子系とチオフェン骨格とにおけるπ電子系とが共役した新規化合物を創製し、当該化合物の光吸収スペクトルを評価したところ、可視領域全体にわたって強い吸収が認められ、それゆえ、少なくとも薄膜光電変換素子、色素増感太陽電池などの光電子的デバイス材料として有用であるという基づいて完成されたものであり、少なくともフタロシアニン骨格とオリゴチオフェン骨格とを有する化合物であって、フタロシアニン骨格と上記オリゴチオフェン骨格とが共役している化合物を提供するものである。この化合物は式Iで表される。式I中、Arは式IIで表され、式I、II中、R1〜R12、R、及びR’は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数1〜18のアルキルオキシ基、炭素数1〜18のアルキルチオ基、又は、芳香族基である化合物である。 |
イメージ図 |
|
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|