出願番号 |
特願2004-319926 |
出願日 |
2004/11/2 |
出願人 |
国立大学法人広島大学 |
公開番号 |
特開2006-129735 |
公開日 |
2006/5/25 |
登録番号 |
特許第4604194号 |
特許権者 |
国立大学法人広島大学 |
発明の名称 |
触媒を用いたセルロースの加水分解方法および触媒を用いたグルコースの生産方法 |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
植物系バイオマス、セルロースエステル、セルロースエーテル、エネルギー分野、食品分野、薬品分野 |
目的 |
分子内に酸性官能基または塩基性官能基を有する固体触媒を用いてセルロースを加水分解する方法、金属酸化物を用いてセルロースを加水分解する方法、および分子内に酸性官能基または塩基性官能基を有する固体触媒をセルロースに作用させてグルコースを生産する方法、金属酸化物をセルロースに作用させてグルコースを生産する方法の提供。 |
効果 |
セルロースの加水分解反応を触媒し、分子内に酸性官能基または塩基性官能基を有する固体触媒またはセルロース分解能を有する金属酸化物を触媒として用いるため、非常に簡便かつ安価に、効率よくセルロースを加水分解し、グルコースを得ることができ、グルコースの原料としてのセルロースの利用を促進することができる。 |
技術概要 |
本技術のセルロースの加水分解方法は、セルロースを含むセルロース原料と分散水とからなる反応液を、所定温度で加熱処理する工程を含むセルロースの加水分解方法であって、反応液に、セルロースの加水分解反応を触媒し、かつ分子内に酸性官能基または塩基性官能基を有する固体触媒が含まれたものを用いている。また、本技術のセルロースの加水分解方法は、セルロースを含むセルロース原料と分散水とからなる反応液を、所定温度で加熱処理する工程を含むセルロースの加水分解方法であって、反応液に、セルロースの加水分解反応を触媒する金属酸化物が含まれたものを用いている。このように、セルロースの加水分解方法およびグルコースを生産する方法では、反応液には、セルロースが水に対し重量比10%以上20%以下となるよう含まれているものが好ましい。セルロースの加水分解反応を触媒し、かつ分子内に酸性官能基または塩基性官能基を有する固体触媒は活性炭、あるいは、ゼオライト系物質が好適である。また、セルロースの加水分解反応を触媒する金属酸化物は、酸化マンガン、酸化コバルト、酸化鉄、酸化クロム、酸化モリブデンのいずれか1以上を含むものが好適である。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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