底質改善材およびそれを用いる底質改善方法

開放特許情報番号
L2011004577
開放特許情報登録日
2011/9/2
最新更新日
2012/7/27

基本情報

出願番号 特願2005-228682
出願日 2005/8/5
出願人 国立大学法人広島大学
公開番号 特開2006-068732
公開日 2006/3/16
登録番号 特許第4945742号
特許権者 国立大学法人広島大学
発明の名称 底質改善材およびそれを用いる底質改善方法
技術分野 食品・バイオ
機能 環境・リサイクル対策
適用製品 珪藻を付着させた製鋼スラグ
目的 製鋼スラグに珪藻を付着させた水域環境改善材を、有機物含量の多い底質の水域に散布し、スラグから無機栄養塩を溶出させて底生微細藻を増殖させ、底質、水質を改善させる。
効果 製鋼スラグの無機栄養塩を底生微細藻が取り込み増殖し、光合成活性が上昇して酸素量が増加し、水域の底質及び水質などの環境を改善できる。
技術概要
(A)製鋼スラグに(B)珪藻を付着させて、珪藻付着スラグを含有する水域環境改善材とする。これを、水底に多量の有機物が蓄積している水域に散布し、貧酸素水塊の形成や硫化水素の発生を抑制し、その水域の底質、水質を改善させる。成分Aは鉄鋼製造工程の副生物である製鋼スラグ(例えば、脱リンスラグ、脱ケイスラグ、脱炭スラグ)の粒径が5mm以下のものであり、成分Bは成分Aに付着性のもので、海底などの弱光下でも増殖能及び光合成能の高い底生性の珪藻で、休眠状態のシスト化させておくのが好ましい。成分Bを成分Aに付着させる為に、生分解性素材の接着材などを使用することが出来、珪藻の散布量を例えば、2〜3週間毎に0.5〜2.9×10↑5cells/cm↑2などとして改善材を散布するのが好ましい。散布された改善材は、SiO↓2↑(3−)、PO↓4↑(3−)、CaO、Feなどを溶出し、二酸化炭素を吸収して還元的な底質(底泥)の環境を酸化的に改善し、底生性動物(例えば、ゴカイ)などの生息環境を保全する。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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