スギ花粉アレルゲンの高次構造IgEエピトープを含むペプチドおよびその利用

開放特許情報番号
L2011004575
開放特許情報登録日
2011/9/2
最新更新日
2011/9/2

基本情報

出願番号 特願2005-101234
出願日 2005/3/31
出願人 国立大学法人広島大学
公開番号 特開2006-280210
公開日 2006/10/19
登録番号 特許第4686712号
特許権者 国立大学法人広島大学
発明の名称 スギ花粉アレルゲンの高次構造IgEエピトープを含むペプチドおよびその利用
技術分野 食品・バイオ、生活・文化
機能 材料・素材の製造
適用製品 減感作療法、アレルギー治療薬、診断キット
目的 スギ花粉アレルゲンのIgEエピトープのうち、特に高次構造エピトープ(以下「高次構造IgEエピトープ」という)を含むペプチド、そのペプチドをコードするポリヌクレオチド、およびそのペプチドと結合する抗体の提供、並びにそれらを用いてスギ花粉症の治療薬、診断キット等の提供。
効果 これまで未知であったスギ花粉アレルゲンの高次構造IgEエピトープを含むペプチドを提供することができ、スギ花粉症の発症および抑制のメカニズムの解明、スギ花粉症の有効な治療薬および改善薬の提供、並びにスギ花粉症の診断手段の提供を行なうことが可能となり、スギ花粉症の根治に寄与することができる。
技術概要
 
本技術は、あらゆるアミノ酸の組み合わせのペプチドを発現することができるファージを用い、スギ花粉症患者由来IgE抗体と結合することができるペプチドの検索を行なったところ、高次構造IgEエピトープを含むペプチドが有効であった。そこで本技術のペプチドは、スギ花粉アレルゲンの高次構造IgEエピトープを含むペプチドを用いている。また、このペプチドは、スギ花粉アレルゲンが、Cry j 1であってもよい。また本技術にかかるペプチドは、配列番号2、3、8、9、10に示されるアミノ酸配列を有し、かつスギ花粉アレルゲン特異IgE抗体と結合することを特徴とするペプチドであってもよい。本技術にかかる薬学的組成物は、以上のペプチドのいずれかを有効成分として含有するものから調製される。そしてスギ花粉症の診断は、本技術にかかるペプチドのいずれかと被験者の血清とを反応させる工程を含む方法によって行うようにしている。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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