出願番号 |
特願2005-060418 |
出願日 |
2005/3/4 |
出願人 |
国立大学法人広島大学 |
公開番号 |
特開2006-238817 |
公開日 |
2006/9/14 |
登録番号 |
特許第4635196号 |
特許権者 |
国立大学法人広島大学 |
発明の名称 |
遺伝子導入細胞、及びそれを用いたテロメラーゼ誘導物質の検出方法 |
技術分野 |
食品・バイオ、生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
生殖細胞、幹細胞、活性化リンパ球、癌細胞 |
目的 |
テロメラーゼ触媒サブユニット(TERT)遺伝子の転写活性調節の研究を可能にし、テロメラーゼを誘導する物質をスクリーニングすることを可能にする手段の提供。 |
効果 |
本技術の遺伝子導入細胞は、内在性のTERT遺伝子が発現していない正常体細胞内で、外因性にTERT遺伝子を強制発現させることによって、正常体細胞の性質を維持したまま不死化しているため、本技術の遺伝子導入細胞は、正常体細胞でありながら、寿命を気にせずに使用することができる。また、TERTプロモーターの活性化により発現する外来遺伝子が導入されているため、TERTプロモーターの活性、すなわちTERTの転写活性を持続的にモニターすることができる。 |
技術概要 |
テロメラーゼを誘導する物質をスクリーニングする試験方法ができれば、細胞の老化の回避等が可能になる物質を見出すことができると考えられ、細胞の老化は、がん、糖尿病、動脈硬化などの成人病を引き起こす要因であることから、テロメラーゼを誘導する物質がこれら老化に伴う疾患の一助とすることができる。このことに鑑み、本技術の遺伝子導入細胞は、テロメラーゼ触媒サブユニット(TERT)遺伝子と、TERT遺伝子の上流に連結された構成的プロモーターとを有するTERT発現ベクターを導入することによって不死化した正常体細胞に、TERTのプロモーターとTERTのプロモーターの下流に連結された外来遺伝子とを有するベクターを導入してなるものから調製される。構成的プロモーターとしては、サイトメガロウイルス(CMV)プロモーターサイトメガロウイルス(CMV)プロモーター、シミアンウイルス40(SV40)プロモーター、及びマウスホスホグリセリン酸キナーゼ(PGK)プロモーターからなる群から選択される少なくとも1種のプロモーターが好適である。また、遺伝子導入細胞の好適例において、正常体細胞は、正常繊維芽細胞である。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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