出願番号 |
特願2005-128513 |
出願日 |
2005/4/26 |
出願人 |
国立大学法人広島大学 |
公開番号 |
特開2006-305784 |
公開日 |
2006/11/9 |
登録番号 |
特許第4635198号 |
特許権者 |
国立大学法人広島大学 |
発明の名称 |
プラスチック混合物から塩素含有プラスチックを分離する方法および装置 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
マテリアルリサイクル、ペットボトル、固形燃料、サーマルリサイクル |
目的 |
複数種のプラスチックを含むプラスチック混合物、特に塩素含有プラスチック(ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等)を含むプラスチック混合物(例えば廃プラスチック)から塩素含有プラスチックを特異的に分離する方法、およびこの方法を行なうための装置の提供。 |
効果 |
塩素含有プラスチックが他のプラスチックに比して酸化(親水化)され易いという特性を利用して、塩素含有プラスチックを含むプラスチック混合物から当該塩素含有プラスチックを特異的に分離する手段を提供することができ、したがって塩化水素ガスが発生することなく、廃プラスチックをリサイクルまたは焼却処理することができる。 |
技術概要
|
本技術にかかる方法は、プラスチック混合物から塩素含有プラスチックを分離する方法であって、(a)プラスチック混合物を酸化処理する酸化処理工程;および(b)前記酸化処理工程後のプラスチック混合物を含む液体へ気体を導入する気体導入工程;を包含する。酸化処理工程は、プラスチックを酸化することによって、その表面を疎水性から親水性に改質する工程、より好ましくは、プラスチック混合物に含まれる塩素含有プラスチックの表面を特異的に親水性へ改質する工程である。そして、気体導入工程において、酸化工程後のプラスチック混合物を含む液体に気体を導入すれば、塩素含有プラスチックの表面には気泡が付着しにくく、また気泡が剥離し易いため、塩素含有プラスチックは液体中で容易に沈降することとなる。一方、塩素非含有プラスチックの表面は気泡が付着し易く、また気泡が剥離しにくいため、塩素非含有プラスチックは液体中で浮遊することとなる。この原理を利用すれば、塩素含有プラスチックを含むプラスチック混合物(例えば廃プラスチック)から塩素含有プラスチックを特異的に分離することができる。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|