出願番号 |
特願2006-529319 |
出願日 |
2005/7/25 |
出願人 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
公開番号 |
WO2006/011451 |
公開日 |
2006/2/2 |
登録番号 |
特許第4609733号 |
特許権者 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
発明の名称 |
ジョセフソン量子計算素子及びそれを用いた集積回路 |
技術分野 |
電気・電子、情報・通信 |
機能 |
制御・ソフトウェア |
適用製品 |
π接合を含むジョセフソン素子、量子計算機 |
目的 |
外部磁場を印加しないで縮退した2状態を実現し、この縮退した2状態で互いに逆向きの電流が流れ、かつ、構成が簡単な、π接合及び0接合を有する超伝導リングを量子ビットとし、その量子状態を検出することができる超伝導量子干渉計を備えた、ジョセフソン量子計算素子の提供。 |
効果 |
本技術によれば、π接合及び0接合の2接合からなる超伝導リング部により量子的な結合・反結合状態を作り、これを量子ビットとして利用することができる。この量子的な結合・反結合状態は、外部磁場の印加無しに実現できる。この縮退した2状態において、超伝導リング部には、互いに逆向きの電流が流れているので、判別が容易である。 |
技術概要
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本技術のジョセフソン量子計算素子は、π接合及び0接合を有する超伝導リング部と、超伝導リング部の外側に配設される超伝導量子干渉素子からなる量子状態検出部と、を備え、超伝導リング部のエネルギー的に縮退した2状態である|↑>,|↓>間のトンネル効果により生じる結合・反結合状態を量子ビットとし、量子ビットの結合・反結合状態が、量子状態検出部により読み出される。好ましくは、超伝導リング部は、略半円帯状の2つの超伝導体と、2つの超伝導体の隣接する両端部にそれぞれ挟まれて配設される強磁性金属と、絶縁体とからなり、略半円帯状の2つの超伝導体と強磁性金属とでπ接合を形成し、かつ、略半円帯状の2つの超伝導体と絶縁体とで0接合を形成する。また、超伝導リング部の結合・反結合状態は、好ましくは、π接合と0接合とにおけるジョセフソン結合定数の比(γ)により制御される。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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