イリジウム錯体の製造方法ならびに製造されたイリジウム錯体からなる発光材料

開放特許情報番号
L2011004311
開放特許情報登録日
2011/8/26
最新更新日
2015/10/1

基本情報

出願番号 特願2011-113009
出願日 2011/5/20
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2012-006914
公開日 2012/1/12
登録番号 特許第5692805号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 イリジウム錯体の製造方法ならびに製造されたイリジウム錯体からなる発光材料
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 製造されたイリジウム錯体からなる発光材料
目的 有機電界発光素子材料として好適な芳香族複素環2座配位子を有するシクロメタル化イリジウム錯体を、ハロゲン原子を含まないイリジウム原料から1段階で簡便に収率良く得るための新たな製造方法を提供する。
効果 有機電界発光素子材料として有用な芳香族複素環2座配位子を有するトリスシクロメタル化イリジウム錯体を、ハロゲン原子を含まないイリジウム原料から1段階で、かつ温和な条件で簡便に収率よく製造できる。
技術概要
酢酸イリジウムとイリジウム−炭素結合を形成しうる芳香族複素環2座配位子とを反応させるシクロメタル化イリジウム錯体の製造方法である。イリジウム錯体はトリスシクロメタル化イリジウム錯体であり、トリスシクロメタル化カルベンイリジウム錯体である。配位子はイリジウム−窒素結合およびイリジウム−炭素結合又は2つを形成しうる。酢酸イリジウムと式(1)で示す芳香族複素環2座配位子とを反応させて式(2)で示すトリスシクロメタル化イリジウム錯体を製造する。式中、Z↑1及びZ↑2は、5員環又は6員環を形成するに必要な非金属原子群を表す。形成される環はさらに別の環と縮合環を形成しても良い。L↑1は単結合又は2価の基を表す。Y↑1は窒素原子または炭素原子を表す。Y↑1が窒素原子の時は、Q↑1は炭素原子とY↑1とが単結合で結合していることを表す。Y↑1が炭素原子のときは、Q↑1は炭素原子とY↑1とが2重結合で結合していることを表す。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 有機電界発光素子用材料、エレクトロケミルミネッセンス(ECL)素子材料、発光センサー、光増感剤、ディスプレイ、蛍光増白剤、写真用材料、レーザー色素、カラーフィルター用染料、光通信、色変換フィルター、バックライト、照明、光増感色素、触媒、医薬品、農薬、各種光源等に有用である。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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