出願番号 |
特願2008-526708 |
出願日 |
2007/6/20 |
出願人 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
公開番号 |
WO2008/013008 |
公開日 |
2008/1/31 |
登録番号 |
特許第4885960号 |
特許権者 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
発明の名称 |
秘密通信方法及びその秘密通信装置 |
技術分野 |
情報・通信 |
機能 |
制御・ソフトウェア、安全・福祉対策 |
適用製品 |
盗聴に対する高い安全性が必要な通信用暗号装置や、乱数列を基にした電子認証や電子商取引、電子投票システムなど |
目的 |
重複した公開通信を避け、全体でより少ない量の通信路を用いて、秘密通信を行う秘密通信方法及びその通信装置の提供を目的とする。 |
効果 |
全体の公開通信路の使用回数及び全体の作業量を減らすことができる。これにより、従来技術では、鍵蒸留部とワンタイムパッド秘密通信部の2つのステップに分けて秘密通信を行っていたが、鍵蒸留部のプロセスを経ずに直接秘密通信を行うことができる。 また、全体の公開通信路の使用回数及び全体の作業量を減らすことにより、通信の安全性を向上させることができる。 |
技術概要
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遠隔地にある送信者と受信者が相関を持った初期乱数X,Yをそれぞれ保持しており、第3者にこれらの情報が漏れているかもしれない状況の下、これらの乱数を用いて第3者に情報が漏れることなく効率的に情報を伝達する秘密通信方法において、以下のステップを含む。 (a)初期乱数X,Yの誤り率を推定するステップ (b)盗聴情報量の上限を推定するステップ (c)誤り率の推定値に基づいた誤り訂正符号、誤り訂正符号に対応する暗号化関数、誤り訂正復号化関数g、及び暗号復号化補助変数を決定するステップ (d)盗聴情報量の上限値の推定値と誤り訂正符号の符号化率に基づいて、秘匿性増強行列Cを一意に決定するステップ (e)受信者に送信する伝送情報Mを暗号化関数、初期乱数X、及び秘匿性増強行列Cから、暗号文Zを一意に生成するステップ (f)暗号文Zを伝送するステップ (g)初期乱数Y、秘匿性増強行列C、暗号復号化補助変数、及び誤り訂正復号化関数gを用いて、暗号文Zを伝送文M↓Bに復元するステップ |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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