出願番号 |
特願2008-507459 |
出願日 |
2007/3/15 |
出願人 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
公開番号 |
WO2007/111226 |
公開日 |
2007/10/4 |
登録番号 |
特許第4942220号 |
特許権者 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
発明の名称 |
フラーレン誘導体およびその製造方法 |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
フラーレン誘導体およびその製造方法、カルボキシル基やエステル基等の置換基を持つフラーレン誘導体、電子材料・生理活性物質・金属錯体の配位子等に有用なフラーレン誘導体 |
目的 |
カルボキシル基やエステル基等の置換基を持つグリニャール試薬を用いて、カルボキシル基やエステル基等の置換基を持つフラーレン誘導体を簡便に合成する方法を用いることができず、これらの置換基を有するフラーレン誘導体を合成するには、手間と時間のかかる方法を用いて合成せざるを得なかった。そこで、エステル基やカルボキシル基等の置換基を持つフラーレン誘導体の簡便な合成方法を提供する。また、置換基が位置選択的に付加された5重付加フラーレン誘導体を簡便に得る方法を提供する。 |
効果 |
このフラーレン誘導体の製造方法を用いると、エステル基、アミド基、アルキン基、トリメチルシリル基等の官能基を置換基として有するフラーレン誘導体を簡便に得ることができる。また、置換基が位置選択的に付加された5重付加フラーレン誘導体を簡便に得ることができる。また、高い収率でフラーレン誘導体を得ることができる。得られたフラーレン誘導体は、たとえば、電子材料、生理活性物質、金属錯体の配位子等に利用することができる。 |
技術概要
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フラーレン、アルキル基・アルケニル基・アルキニル基・アリールアルキル基もしくはアリール基、ならびに、B、Al、Zn、Sn、Pb、Te、Ti、Mn、ZrもしくはSmを含む有機金属試薬(A)、ならびに、銅化合物(B)を反応させることからなるフラーレン誘導体の製造方法が提供される。有機金属試薬(A)に含まれる有機基としては、メチル基、エチル基、イソプロピル基、ブチル基またはフェニル基が、また、銅化合物(B)としてはCuBr・S(CH↓3)↓2が好ましい。フラーレン誘導体としては、式(3)[式中、R↑5は水素原子、または、C↓1〜C↓2↓0炭化水素基を示し、R↑6は水素原子、またはC↓1〜C↓2↓0炭化水素基を示す。]、あるいは式(4)[式中、R↑6は水素原子、またはC↓1〜C↓2↓0炭化水素基を示し、Mは金属原子であり、LはMの配位子であり、nはLの数である。]で表されるフラーレン誘導体が挙げられる。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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