出願番号 |
特願2008-297752 |
出願日 |
2008/11/21 |
出願人 |
独立行政法人科学技術振興機構 |
公開番号 |
特開2009-142273 |
公開日 |
2009/7/2 |
登録番号 |
特許第5308787号 |
特許権者 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
発明の名称 |
機能性RNA−蛋白質複合体の分子デザイン |
技術分野 |
食品・バイオ、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造、検査・検出 |
適用製品 |
機能性RNA−蛋白質複合体の分子デザイン、RNA上への蛋白質の固定化方法、多機能性アプタマー、シンセティックバイオロジーとしての医療・環境への応用、ナノテクノロジーの機能性材料 |
目的 |
蛋白質を、RNA基盤上に、蛋白質およびRNA基盤の機能及び構造を損なわずに固定する手法は、いまだに確立されていない。そこで、任意の蛋白質を、RNA基盤上に、蛋白質およびRNAなどの基盤の機能構造を損なわずに固定する手法を提供する。 |
効果 |
この技術によると、目的の機能及び構造をもつ人工RNAを分子デザインにより創出し、そのRNA上に目的の蛋白質を固定化したRNA−蛋白質複合体を得ることができる。したがって、RNA−蛋白質複合体の機能変換や、目的・用途に合わせてRNA−蛋白質間相互作用を複数導入し、多機能性アプタマーなどの新規分子を作製する事ができる可能性がある。 |
技術概要
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このRNA−蛋白質複合体1は、RNA−蛋白質複合体1相互作用モチーフ由来の塩基配列(boxB配列、RRE配列)23,24を有する基盤RNA2と、蛋白質(Nペプチド、Rev蛋白質)30,40と塩基配列に非共有結合的に、かつ特異的に結合するRNA−蛋白質複合体相互作用モチーフ由来のアミノ酸配列31,41とを含む融合蛋白質3,4とを含んでなる。RNA−蛋白質複合体相互作用モチーフは天然に存在するRNA−蛋白質複合体相互作用モチーフであることが好ましい。RNA上への蛋白質の固定化方法は、RNA−蛋白質複合体相互作用モチーフ由来の塩基配列と、RNA−蛋白質複合体相互作用モチーフ由来のアミノ酸配列との組み合わせを選択する工程と、アミノ酸配列を有する蛋白質とは異なる蛋白質に、選択する工程で選択したアミノ酸配列を結合し、融合蛋白質を調製する工程と、選択する工程で選択した塩基配列を導入した基盤RNAを調製する工程と、融合蛋白質と、基盤RNAとを混合する工程とを含む。図は、RNA−蛋白質複合体を示す模式図である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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