出願番号 |
特願2008-186385 |
出願日 |
2008/7/17 |
出願人 |
独立行政法人科学技術振興機構 |
公開番号 |
特開2009-142259 |
公開日 |
2009/7/2 |
登録番号 |
特許第5538691号 |
特許権者 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
発明の名称 |
RNA−蛋白質相互作用モチーフを利用した蛋白質応答翻訳制御システム |
技術分野 |
食品・バイオ、有機材料 |
機能 |
安全・福祉対策、その他 |
適用製品 |
RNA−蛋白質相互作用モチーフを利用した蛋白質応答翻訳制御システム、所望の遺伝子の翻訳反応制御、細胞内での翻訳制御子の翻訳反応の制御、細胞内での翻訳制御、異なる遺伝子の翻訳抑制と活性化を一つの蛋白質で制御する同時翻訳制御システム |
目的 |
生体分子や遺伝子回路を人工的に(再)構成することは、生命科学研究にとどまらず産業応用の面からも非常に注目されている。中でも、特定の蛋白質を認識し任意の遺伝子発現を調節できる翻訳制御システムの発展が望まれている。そこで、より応用がしやすく、特異的なオン−オフ制御をすることができる、翻訳制御可能なmRNA、およびmRNA−蛋白質複合体、およびこれを用いた翻訳制御システム、及び翻訳制御方法を提供する。 |
効果 |
このmRNAによれば、所望の遺伝子の翻訳反応を制御することができる。また、細胞内での翻訳制御、異なる遺伝子の翻訳抑制と活性化を一つの蛋白質で制御する同時翻訳制御システムを可能にする。 |
技術概要
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リボソーム結合部位の5’側、又はオープンリーディングフレームの5’側内部に、RNA−蛋白質複合体相互作用モチーフ由来の塩基配列を有するmRNA、及び、リボソーム結合部位の5’側、又はオープンリーディングフレームの5’側内部に、RNA−蛋白質複合体相互作用モチーフ由来の塩基配列に相補的な塩基配列を有するmRNAが提供される。更に、mRNAと塩基配列に特異的に結合する蛋白質とからなるRNA−蛋白質複合体、mRNAと塩基配列に特異的に結合する蛋白質とを含んでなる翻訳制御システム、mRNAと蛋白質結合モチーフに特異的に結合する蛋白質とを接触させることからなるmRNAの翻訳制御方法、mRNAと塩基配列に特異的に結合する塩基配列に相補的なRNAとこの相補的なRNAに特異的に結合する蛋白質とを含んでなる翻訳制御システム等が提供される。図は、mRNA(A)、及びmRNAに蛋白質が結合した状態(B)を示す(1 mRNA、2 RNA−蛋白質複合体相互作用モチーフ由来の塩基配列、3 リボソーム結合部位、4 オープンリーディングフレーム、5 蛋白質)。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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