出願番号 |
特願2008-138827 |
出願日 |
2008/5/28 |
出願人 |
独立行政法人科学技術振興機構 |
公開番号 |
特開2009-288354 |
公開日 |
2009/12/10 |
登録番号 |
特許第4750153号 |
特許権者 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
発明の名称 |
音響装置及び音響調整方法 |
技術分野 |
電気・電子、情報・通信 |
機能 |
制御・ソフトウェア |
適用製品 |
オーディオ装置 |
目的 |
オーディオ装置の音量摘みの操作により、スピーカの音量を変化させ、難聴者や高齢者であっても再生音を聞き取り易くできる。しかし、ある特定の周波数帯域のみが聞き取り難い場合には、単に音量を増加させると、聞き取り易い周波数帯域の音量も増加することで、他の周波数帯域が聞き取り難くなり、その結果、音質が劣ってしまう。そこで、各ユーザの聴覚特性や音楽の種類等に応じてユーザの聴覚特性に適した音質に調整できることが望まれている。 この発明は、ユーザの聴覚特性に応じた良好な音質で再生することを目的とする。 |
効果 |
聴覚検査によってユーザにとって聞き取り難い特有の周波数帯域がどこであるのか否かを容易に判別し、当該ユーザが聞き取り難い音響信号の周波数特性を調整することで、音楽を全周波数帯域においてユーザが聞き取り易い音圧レベルに調整することができ、かくしてユーザの聴覚特性に応じた良好な音質で再生することができる。 |
技術概要
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聴覚検査手段は、ユーザの聴覚特性を検査する手段であり、検査音に対するユーザからの応答があるまで、周波数帯域毎に検査音の音圧レベルを増加させながらユーザに対して検査音を提示し、ユーザからの応答により周波数帯域毎に知覚音圧レベルを特定する。 聴覚検査手段には、統計的な音圧レベル増幅傾向を示した標準音圧曲線が記憶されており、標準音圧曲線と知覚音圧レベルとに基づいて、知覚音圧レベルが特定された周波数帯域以外の周波数帯域におけるユーザ固有の知覚音圧レベル傾向を算出して全周波数帯域の知覚音圧レベル傾向を示した知覚音圧曲線を生成する。 調整手段は、入力部から入力された音響信号の周波数特性を、聴覚検査手段からの出力結果に基づいてユーザの聴覚特性に適した周波数特性に調整する手段であり、周波数帯域毎に音響信号の音圧レベルを知覚音圧曲線に基づいて増減させる。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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