出願番号 |
特願2006-268796 |
出願日 |
2006/9/29 |
出願人 |
独立行政法人科学技術振興機構 |
公開番号 |
特開2008-088082 |
公開日 |
2008/4/17 |
登録番号 |
特許第5000251号 |
特許権者 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
発明の名称 |
ジオール又はポリジオールの製法 |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
ジオール又はポリジオールの製法、カルボニル化合物の還元的カップリング反応 |
目的 |
カルボニル化合物の還元的カップリング反応によるジオールの合成については、還元剤としての金属化合物又は金属塩が、高価かつ有害であり、さらに、不活性ガス雰囲気下での無水有機溶媒中で反応を行う必要があり、この反応は、簡便かつ環境に優しい還元方法としては極めて不満足なものであった。そこで、高価かつ有害な金属化合物又は金属塩を用いることなく、かつ、従来法のように不活性ガス雰囲気下に制限されずに、カルボニル化合物を原料として、ジオール又はポリジオールを合成する新規な還元的カップリング反応を提供する。 |
効果 |
この方法により、高価かつ有害な金属化合物又は金属塩を用いることなく、かつ、従来法のように不活性ガス雰囲気下に制限されずに、短時間かつ容易な操作でカルボニル化合物を原料として、ジオール又はポリジオールを合成することができる。 |
技術概要
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このジオール又はポリジオールの製法は、ケージ内に、10↑1↑9cm↑−↑3超、2.3×10↑2↑1cm↑−↑3未満の電子を含む12CaO・7Al↓2O↓3エレクトライドを還元剤として用い、カルボニル化合物を水、有機溶媒、又は水−有機混合溶媒中において還元的カップリングさせることからなる。ここで、カルボニル化合物は、カルボニル基に二つの置換基が結合した化合物であり、二つの置換基は、それぞれアルキル基、アリール基及び水素のうちから選ばれた一つである。カルボニル化合物に対する12CaO・7A↓l↓2O↓3エレクトライドの使用量(12CaO・7Al↓2O↓3/カルボニル化合物)が重量比で2〜20倍であることが好ましい。還元的カップリングさせる反応雰囲気は空気中で行われる。例えば、カルボニル化合物としてベンズアルデヒドを用いた場合は、式に示す還元カップリング反応により、1,2−ジフェニル−1,2−エタンジオールを生成することができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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