出願番号 |
特願2008-224118 |
出願日 |
2008/9/1 |
出願人 |
国立大学法人 長崎大学 |
公開番号 |
特開2010-059064 |
公開日 |
2010/3/18 |
登録番号 |
特許第5382682号 |
特許権者 |
国立大学法人 長崎大学 |
発明の名称 |
薬物送達複合体 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
カチオン性分子、アニオン性分子、薬物送達複合体 |
目的 |
生体への障害性が少なく、かつ目標部位の細胞に選択的に薬物を送達し得る薬物送達システムの提供。 |
効果 |
この技術の薬物送達複合体は実質的に非荷電であるか負の表面電荷を有するので、赤血球凝集を引き起こさず、また細胞毒性も低く、しかも細胞内取り込み効率に優れるので、安全かつ有効に薬物を細胞内に送達することができる。また、アニオン性分子の選択により、静脈投与のような全身投与により、脾臓への選択的な薬物送達が可能となる。薬物を所望の細胞内へ送達させるための複合体を提供することができる。 |
技術概要 |
この技術では、薬物とカチオン性分子との複合体およびそれを内包するアニオン性分子を含有し、実質的に非荷電であるか負の表面電荷を有する薬物送達複合体であって、アニオン性分子がγ−ポリグルタミン酸、コンドロイチン硫酸、アルギン酸およびそれらの塩からなる群より選択される、薬物送達複合体を提供する。薬物とカチオン性分子との複合体が、薬物とカチオン性分子との自己組織化による複合体、薬物を内包するカチオン性ミセルおよび薬物を内包するカチオン性リポソームからなる群より選択されることが好ましい。また、薬物が核酸、ペプチド、タンパク質、多糖および低分子化合物からなる群より選択されることが好ましい。また、カチオン性分子の正電荷を有する官能基と、アニオン性分子の負電荷を有する官能基とのモル比が3:1〜1:4であることが好ましい。アニオン性分子の分子量が10万以下であることが好ましく、アニオン性分子がγ−ポリグルタミン酸またはその塩であることが好ましい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|