CXCR3阻害剤を含有する医薬組成物

開放特許情報番号
L2011003404
開放特許情報登録日
2011/7/22
最新更新日
2023/1/24

基本情報

出願番号 特願2006-510797
出願日 2005/3/9
出願人 国立大学法人京都大学
公開番号 WO2005/084708
公開日 2005/9/15
登録番号 特許第4452839号
特許権者 国立大学法人京都大学
発明の名称 CXCR3阻害剤を含有する医薬組成物
技術分野 電気・電子、生活・文化
機能 材料・素材の製造
適用製品 癌の予防及び治療、癌の生物学的な悪性度、早期発見、早期治療、転移、癌細胞の機能発現
目的 CXCR3が癌の生存、さらにはその転移にどのように関わっているかは、未だ解明されていない状況であることに鑑み、癌の予防及び治療のための新規な手段を開発すること、さらに詳しくは癌の生存及び転移の阻止を通して、長期的な癌治療の有効性を確立することの実現。
効果 レセプターCXCR3を抑制することでメラノーマや更にはCXCR3を発現する他の種類の癌の治療、並びにリンパ節転移を阻止するための有効な方法を提供するものであり、難治性である転移癌の予防を通して癌治療の発展に貢献しうる。
技術概要
この技術は、これまで癌転移との関係が知られていなかったケモカイン・レセプターの一つであるCXCR3が、癌細胞の生存と転移、主としてリンパ節転移に重要な役割を果していることを見出したことに基づく。すなわち、CXCR3阻害剤を含有することを特徴とする、癌を治療するための医薬組成物とする。「癌」という語句は、医学、薬学等、その技術分野で通常用いられている意味を有する。一般に、癌は自律的な細胞増殖を伴う腫瘍のうち、浸潤、転移を特徴とする悪性腫瘍を指す。この医薬組成物は、ケモカイン・レセプターCXCR3を細胞表面に発現しており、その生存、転移に係る種々の機能がレセプターCXCR3を介するシグナル伝達の影響下にある癌細胞を含む、あらゆる癌を対象としている。そのような「癌」の具体例として、メラノーマ、乳癌、腸癌、卵巣癌などが挙げられる。対象となる癌であるか否かの判定は、原則として、癌を構成する癌細胞がCXCR3を発現しているか否か、その癌細胞がCXCR3受容体を介するシグナル伝達により生存又は転移が左右されるか否かに基づいて行うことができる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 京都大学「産学連携情報プラットフォーム(フィロ)」をご紹介します。
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登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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