出願番号 |
特願2005-514533 |
出願日 |
2004/8/20 |
出願人 |
国立大学法人京都大学 |
公開番号 |
WO2005/035755 |
公開日 |
2005/4/21 |
登録番号 |
特許第4534043号 |
特許権者 |
国立大学法人京都大学 |
発明の名称 |
核酸導入方法 |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
細胞への遺伝子導入方法、遺伝子の機能、遺伝子にコードされているタンパク質の性質、組み換えタンパク質、疾患の治療 |
目的 |
ウイルスベクターを利用する方法は、遺伝子導入効率は高いが、ウイルスベクターの作製が煩雑である、安全性に問題があるなどの難点があること、リポフェクション法は、安全性は高いが、ウイルスを利用する方法に較べて、遺伝子導入効率が低い、細胞毒性が強いなどの難点があることに鑑み、細胞に障害を与えることなく、遺伝子を効率よく細胞に導入するとともに、望ましい時間に細胞集団内の望ましい位置で遺伝子導入を実施し得る方法の提供。 |
効果 |
この核酸導入法は、細胞障害を与えず、効率よく遺伝子導入が可能であり、さらに遺伝子導入の時期、場所を限定できる。このため、この核酸導入法は、細胞レベルでの遺伝子や遺伝子産物の機能解析が効率よく実施でき、細胞生物学、ポストゲノム、プロテオーム研究を大きく促し、医療への多大な貢献をなすものである。 |
技術概要
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この技術は、電極の表面に核酸を担持させ、得られた核酸担持電極の表面に細胞を接着させ、ついで接着した細胞に電気パルスを印加すれば、細胞にさほど障害を与えることなく、効率よく遺伝子を細胞に導入し得るとともに、所望の時期にかつ所望の位置でエレクトロポレーションを実施し得ることを見出したこと、また、電極として透明半導体電極を用いれば、細胞の顕微鏡観察が良好に実施し得ることを見出したことに基づく。すなわち、エレクトロポレーション法により細胞に核酸を導入する方法であって、(A)電極の表面に核酸を担持させる工程;(B)得られた核酸担持電極の表面に細胞を接着させる工程;および(C)接着した細胞に電気パルスを印加する工程;からなる方法とする。電極に核酸を担持させるには、たとえば、(A1)カチオン性表面電極基板を提供し、ついでカチオン性表面電極基板の表面に核酸を吸着させる方法を採用することができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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