出願番号 |
特願2011-518278 |
出願日 |
2010/6/3 |
出願人 |
国立大学法人京都大学 |
公開番号 |
WO2010/140372 |
公開日 |
2010/12/9 |
登録番号 |
特許第5645165号 |
特許権者 |
国立大学法人京都大学 |
発明の名称 |
リビングラジカル重合の重合開始剤 |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
水酸基またはアミノ基を有する化合物とハロゲン化剤を反応させて得られる化合物 |
目的 |
製造に煩雑な工程を必要としない新規なドーマント種を用いたリビングラジカル重合方法の提供。 |
効果 |
複雑な構造の開始ドーマント種を必要としないリビングラジカル重合のための開始剤系およびそれを用いた重合方法が提供される。本技術の開始剤系においては、様々なアルコール化合物やアミン化合物を使用することが可能になり、従来不可欠であった煩雑な開始基の設計は不要となる。そして、水酸基またはアミノ基を有する様々な有機もしくは無機の化合物を開始剤系に用いることが可能になる。 |
技術概要 |
本技術は、リビングラジカル重合方法であって、以下の工程からなる。即ち、アルコール化合物の水酸基の水素をハロゲン化することが可能なハロゲン化剤により、アルコール化合物をハロゲン化して、水酸基中の水素がハロゲンに置換されたハロゲン化誘導体化合物を生成する工程であって、ここで、アルコール化合物の水酸基が結合している原子が非共役構造を有している、工程、およびハロゲン化誘導体化合物をリビングラジカル重合のドーマント種として用いて、ラジカル反応性不飽和結合を有するモノマーのリビングラジカル重合を行う工程であって、ハロゲン化誘導体化合物からハロゲンが脱離して生成するラジカルをモノマーの不飽和結合と反応させることを含む、工程、を包含する、方法である。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【有】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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