酢酸製造用触媒の製造方法

開放特許情報番号
L2011003191
開放特許情報登録日
2011/7/15
最新更新日
2011/7/15

基本情報

出願番号 特願2004-238236
出願日 2004/8/18
出願人 昭和電工株式会社
公開番号 特開2005-095873
公開日 2005/4/14
登録番号 特許第4488834号
特許権者 昭和電工株式会社
発明の名称 酢酸製造用触媒の製造方法
技術分野 有機材料、化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 酢酸製造用触媒、酢酸製造用触媒の製造方法、担体担持型触媒、エチレンと酸素とを気相で反応させる酢酸の製造方法
目的 エチレンと酸素から気相一段で酢酸を製造する方法として、パラジウムとヘテロポリ酸及びそれらの塩から選ばれる化合物を含有する触媒は、工業的規模で実施する上で十分な性能を示すが、経済性において、さらなる触媒活性の向上が望まれている。そこで、エチレンと酸素とから酢酸を製造する方法に用いるパラジウムとヘテロポリ酸及びそれらの塩から選ばれる化合物が担体に担持された酢酸製造用触媒であって、より高活性に酢酸を得ることができ、さらに経時変化に伴う性能の低下が低い酢酸製造用触媒の製造方法を提供する。
効果 この製造方法による酢酸製造用触媒を用いて、気相でエチレンと酸素とを反応させて酢酸を製造することにより、高活性に酢酸を得ることができる。更に、この製造方法による酢酸製造用触媒は経時変化に伴う性能の低下が低い。このように、この触媒を用いることで、高い酢酸の生産性が得られ、産業上極めて有用である。
技術概要
この酢酸製造用触媒の製造方法は、エチレンと酸素とを気相で反応させる酢酸の製造方法に用いる、(a)パラジウム、(b)ヘテロポリ酸及びそれらの塩から選ばれる化合物、(c)Sn、Pb、Bi、Sb及びTeから選ばれる元素、及び(d)Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Cu、Au及びZnから選ばれる元素を含む担体担持型触媒の製造方法において、パラジウムの担持を少なくとも2度の工程に分けて行うこと、及び次の第1工程及び第2工程を含むことからなる;第1工程:担体に、(a)パラジウム、(c)Sn、Pb、Bi、Sb及びTeから選ばれる元素、及び(d)Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Cu、Au及びZnから選ばれる元素を担持して、パラジウム担持触媒を得る工程、第2工程:第1工程で得られた(c)群元素及び(d)群元素を含むパラジウム担持触媒に、(a)パラジウム及び(b)ヘテロポリ酸及びそれらの塩から選ばれる化合物を担持することにより酢酸製造用触媒を得る工程。図は、酢酸製造用触媒を用いた酢酸の製造において、反応の経時変化を示した図(空間時間収率STY vs 時間)である。
実施実績 【有】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

登録者名称 昭和電工株式会社

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【有】   
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